子ども用のライフジャケットを選ぶポイントは?おすすめ商品も紹介

子ども用のライフジャケットを選ぶポイントは?おすすめ商品も紹介

ライフジャケットを選ぶポイント

子ども用のライフジャケットは、何を基準に選べばよいのでしょう。様々なデザインのものがあり、つい見た目の好みで選んでしまいがちですが、適当に選ぶと子どもの安全を守れません。後悔しない選び方のポイントをチェックしましょう。

子どもにピッタリなサイズを選ぶ

子どもに着用させるライフジャケットを選ぶときは、適応身長や体重をチェックして体格に合うものを選びましょう。「アジャスター」や「股下ベルト」などで、しっかりと体にフィットさせられるものを選びます。

サイズが合っていないと正しく着用できず、水に入ったときに動きづらかったり脱げてしまったりして、安全を確保できません。

股下ベルトはクロッチベルトとも呼ばれ、股下にベルトを通して体がライフジャケットから抜け落ちないようにする役割があります。

小さな子どもは水中で手を上げたときに、ライフジャケットから体がすり抜けてしまいやすいので、股下ベルトがあった方が安心です。

安全基準を満たしているか

子ども用のライフジャケットを選ぶとき、安全基準を満たしているかどうかは重要なポイントです。国土交通省により、子どもの体重に合わせた浮力の基準が設定されています。

・体重15kg未満…浮力4kg以上
・体重15kg以上40kg未満…浮力5kg以上
・体重40kg以上…浮力7.5kg以上

小型船舶に乗船する際の安全基準に合格しているものには「桜マーク」が付いているので、購入時に確認しましょう。

また、船舶を利用しないレジャーでの着用を想定して作られ、一定の基準を満たしているものは「CSマーク」が付いています。使用用途に合わせて、安全なものを選びましょう。

参考:海事:あなたが着用するライフジャケットはどのタイプ? | 国土交通省

緊急時に発見しやすいカラー

子ども用のライフジャケットのデザインには様々なものがありますが、緊急時に発見しやすい「目立つカラー」を選ぶことが基本です。

地味な色合いでは遠くから発見しづらく、沖に流されたときに発見が遅れてしまう原因になります。小型船舶に乗船する際や、岸から離れた場所でレジャーをするときは赤・黄色・オレンジなどの派手なカラーを選びましょう。

また、暗い時間帯にかかっても捜索しやすいように「反射材」があると安心です。ライトを跳ね返すので、位置が分かりやすくなります。肩や胸元などの目立つ部分に反射材があるものを選ぶとよいでしょう。

ライフジャケットの種類

ライフジャケットは様々な形状のものがあり、どれを選べばよいのか分からなくなることがあるでしょう。

体を浮かせる方法によってタイプが分けられ、子どもが使いやすいものもあればそうでないものもあります。子ども用のライフジャケットを選ぶ際に知っておきたい、種類や特徴を見ていきましょう。

緊急時の操作が不要な固型式

発泡プラスチックなどの浮力を持った素材がライフジャケットに内蔵されているタイプを、固型式と呼びます。

シンプルな構造でチョッキ式や首掛け式などの形状があり、何も操作しなくても浮くところがポイントです。落水してパニックになっているときでも浮くので、子どもが安全に使いやすい特徴があります。

ひもを引っ張ったり空気を送り込んだりなどの操作をしないと十分な浮力を得られないものだと、緊急時に子どもが操作するのは困難です。海や川でのレジャーなど、落水の危険性が高いときに着せましょう。

動きやすさを考えた膨張式

膨張式は袋状になった内部に炭酸ガスなどを注入し、膨らませて使用するタイプです。固型式に比べると、コンパクトで動きやすい特徴があります。

手動で膨らませるタイプと、落水時に自動で膨らむタイプがあり「ポーチ式」や「ベルト式」など、レジャーの際に邪魔にならないタイプが豊富です。

固型式と膨張式の「ハイブリッドタイプ」もあり、最低限の浮力を確保しつつも膨らみが足りない場合には膨張させられます。子どもに使わせたい場合はこちらのタイプがおすすめです。

かさばりにくい形状をしているものが多く、岸から近い場所で遊ぶときや釣りなどのレジャーをする際、落水の危険は少ないけれど念のためにライフジャケットを着用させたい場合に、使いやすいでしょう。

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