子ども用のライフジャケットを選ぶポイントは?おすすめ商品も紹介

子ども用のライフジャケットを選ぶポイントは?おすすめ商品も紹介

子どもに水遊びをさせる際、ライフジャケットを着用させる義務があるのか疑問を感じる人もいるでしょう。子どもの安全を守りたいと感じるなら、着用させることをおすすめします。選び方のポイントや、おすすめの商品を見ていきましょう。

なぜ子どもにライフジャケットを着せるの?

子どもにライフジャケットを着せた方が、何となく安心だと考えている人は多いかもしれませんが、実は子どもの命を守る重要な役割を持っています。購入を検討する前に、ライフジャケットが必要な理由をチェックしましょう。

水の事故を減らすため

ライフジャケットは救命胴衣とも呼び、水の事故が起こったときに命を守ってくれるものです。着用すると、水辺での事故を減らせます。

「泳げるから問題ない」と考える人もいるかもしれませんが、思いがけない事故で意識を失ったときや、けがで動けないときにライフジャケットを着ていなければ溺れてしまうでしょう。

ライフジャケットを着ていた場合、そうでない場合に比べて生存率が約2倍も上昇するといわれています。溺れるのを防ぐだけでなく体温の低下を遅らせる効果も期待できるので、着用させましょう。

子ども用ライフジャケットが必要な場面

どんなときにライフジャケットが必要なのかが分かっていると、事前に準備しやすくなります。子ども用のライフジャケットを着用する、具体的な場面を見ていきましょう。

海や川での遊び

海や川へレジャーに出かけるとき、小さな子どもを連れていると気が抜けません。小さな子どもは大人が目を離した隙に溺れることがあり、保護者が近くで様子を見守る必要がありますが、片時も目を離さないことは難しいでしょう。

「浮き輪や遊具を使えば浮くから大丈夫」と思っていると、思わぬ危険な目に遭うこともあります。遊具は間違った使い方をすると破れてしまう可能性もありますし、遊びに使用することを目的としていて、子どもの安全を守る設計にはなっていません。

浮き輪はすっぽ抜けやすいので、いざというときのためにライフジャケットを着ていた方が安心です。もちろん、ライフジャケットを着ていても目を離さないようにしましょう。最低限の安全を確保するためにも、着用は必要で。

釣り

休日に親子で堤防・海釣り公園・漁港などへ出かけ、釣りを楽しむ人もいるでしょう。釣りは子どもが落水する可能性があるレジャーなので、万一に備えてライフジャケットを着用させた方が安心です。

堤防や漁港で釣りをするときは転落防止の柵などがないため、子どもが足を踏み外す可能性は十分にあります。特に、海に背を向けるようにして立っていると転落しやすいでしょう。

できるだけ子どもから目を離さないことが大事ですが、エサや仕掛けを付け替えるときなどに、まったく目を離さないのは困難です。釣りを始める前に転落の危険性について話して聞かせ、ライフジャケットを着用させるようにしましょう。

小型船舶に乗船する際

小型船舶に乗船する場合には、法律によりライフジャケットを着用する義務があります。万一の落水の際や事故に備えて、必ず着用しましょう。

小型船舶の操縦者には乗船者にライフジャケットを着用させる義務があり、小型船舶として登録された船舶は、法定備品として定員分の安全基準を満たすライフジャケットを備えていなければなりません。

違反すれば、最大6カ月の免許停止処分になります。小型船舶に備え付けられているライフジャケットではなく持ち込みのライフジャケットを着用する場合も、安全基準に適合したものを利用しましょう。

参考:海事:ライフジャケットの着用義務拡大 | 国土交通省

プロフィール画像

for Reader

「読者のため」を徹底追求。データと編集力を組み合わせたコンテンツを作成します。