赤ちゃんの体重の増加目安とチェック方法

一般的に、赤ちゃんの体重は1カ月でどれぐらい増えるのでしょうか?新生児から生後3カ月までの赤ちゃんにおける、体重の増加目安・発育状態の確認方法を解説します。
生後0~3カ月の増加目安は1カ月約1kg
前提として、体重の増え方は赤ちゃんによって異なります。その上で、生後0~3カ月ごろの赤ちゃんは、1日約25~30g・1カ月約1kgのペースで体重が増えるとされています。
もちろん体重の増え方は日によっても変化するので、25~30g程度に満たないからといって、焦る必要はありません。例えば「1週間で約175~210g増えているか」というように、まとまった期間でチェックするのが大切です。
参考:乳幼児身体発育評価マニュアルP24 令和3年3月改訂|厚生労働省
母子手帳の成長曲線にグラフを記入
妊娠した際、自治体から交付される母子健康手帳には、成長曲線と呼ばれる「乳児身体発育曲線」が掲載されています。
成長曲線は、10年単位で実施される調査の結果に基づき、厚生労働省が作成しています。チェックの仕方はシンプルで、成長曲線に赤ちゃんの体重を記録して、月齢に応じた発育の状態を確認するだけです。
調査の平均を基準として、色のついた範囲が決められているため、赤ちゃんの成長を客観的に判断できます。
参考:発育曲線が持つ意味 – 悠育会 くわはらこどもクリニックBlog
赤ちゃんの体重計測はいつごろまで必要?

体重の増え方は、赤ちゃんの成長を知るひとつの目安です。それでは、どれぐらいの月齢まで赤ちゃんの体重を量る必要があるのでしょうか?
必要な期間は決められていない
結論からいうと、赤ちゃんの体重を量る必要がある期間は決まっていません。なかには、成長の記録を残すために、1歳ごろまで赤ちゃんの体重を量るママ・パパもいます。
生後1カ月健診では、赤ちゃんの体重が順調に増えているかをチェックされるため、生後1カ月健診ごろまで計測するというケースが多い傾向にあります。
一方で「赤ちゃんの体重をチェックしすぎると、不安になる」という理由から、健診以外の計測を控えるママ・パパが存在するのも事実です。