ペットボトルストローの利用シーンって?

ペットボトルストローは年齢を問わず、様々な場面で活躍するアイテムです。まずは、ペットボトルストローを利用できる場面を、入院・運転・育児の3つに分けて紹介します。
出産を含めた入院中・看病など
ペットボトルストローは、出産を含めた入院中に役立つアイテムです。赤ちゃんが生まれる前に起きる陣痛には個人差があり、数時間で終わる人がいる一方で、2~3日ほどかかるケースも少なくありません。
「出産は命がけ」という言葉が示すように、長時間の陣痛を乗り越えるには、水分補給も大切です。ただし、陣痛中に自分でペットボトルのキャップを開け、水を飲むのは困難でしょう。
そのため、付き添いの配偶者・助産師などが飲ませやすいように、ペットボトルストローの利用を推奨する産院もあります。
さらにペットボトルストローは、発熱して身動きが取れない家族の看病にも役立ちます。ペットボトルから直接水を飲ませるには、ある程度の傾きが必要です。ペットボトルストローがあると、中身がこぼれるリスクを軽減して看病できます。
参考:入院準備での便利グッズのご紹介|濵口産婦人科クリニック
運転する合間の水分補給
ペットボトルストローは、駐車・停車中の水分補給にも役立つアイテムです。ペットボトルで水分補給をするには、首を後ろに傾ける必要があります。正面を向いているよりも視界が狭くなるので、トラブルに遭遇するリスクも考えられるでしょう。
一方、ペットボトルストローには、ワンタッチでフタが開くと同時に、自然にストローが飛び出す商品もあります。キャップの役割を兼ねているため、フタを開ける手間がかかりません。
一般的なペットボトルと比べてスムーズに開閉できるため、運転の合間にも短時間で水分補給ができます。
赤ちゃん・子どもの飲む練習にも
赤ちゃん・子どもにとって、飲み口の小さなペットボトルから水分補給するのは困難といえます。外出の際には、ストロー付きの水筒・マグなどを持ち歩いている人も多いのではないでしょうか?
ペットボトルストローを使うと、水筒・マグがなくても、子どもの水分補給ができます。ただし、月齢の小さな赤ちゃんは、ストローを使う上で必要な、吸う力が育っていない可能性もあります。
ペットボトルストローの快適さを味わうためにも、コップ飲みを経験させてからの利用がおすすめです。なお、赤ちゃん・子どもにペットボトルストローを使わせる際は親が見守り、安全性にも配慮しましょう。
ペットボトルストローの選び方

子どもから大人まで、幅広い年代で使えるペットボトルストローだからこそ、選ぶポイントを知っておくことが大切です。次は、ペットボトルストローの選び方を2つ紹介します。
使う人を考慮した素材や機能
店舗・ネットショップなどでは、使う人の状況・要望に合わせたペットボトルストローが販売されています。そのため、ペットボトルストローを選ぶ際は、素材・機能が使う人に合っているかをチェックすることが大切です。
衛生的に使いたい人は、使い捨てのストローが向いているでしょう。また、出産を含めた入院・家族の看病などに使うなら、横になった状態でも使用できるタイプが便利です。
赤ちゃん・子どもは口に入れた際にけがをする恐れもあるため、やわらかい素材を使った、丸みのあるペットボトルストローがおすすめです。マスコット付きを選ぶ場合には、対象年齢とともにパーツが細かすぎないかを確認しましょう。
ペットボトルストローは、基本的に使い捨てではなく、繰り返して使用します。食洗機対応・煮沸消毒の可否といった手入れのしやすさも重要な確認ポイントです。
参考:No. 39 ストロー付きコップによる口蓋の刺創|日本小児科学会
使うペットボトルに合ったサイズ
手軽に持ち運べるペットボトルは、350mL・500mLサイズが一般的です。ペットボトルストローのなかには、350mLサイズに対応していない商品もあります。サイズの合っていないペットボトルストローを使うと、かえって中身を吸いづらくなる点に注意が必要です。
「サイズを気にしないで使いたい」という場合は、350~500mLに対応した商品がおすすめです。長い・短いストローがセットになっているので、ペットボトルのサイズに合わせてストローを変えられます。
市販のストローに交換できるタイプなら、対応しているサイズも確認しておきましょう。なお、市販で販売されているストローのサイズは、直径約0.6cm・長さ約21cmが一般的です。