忙しい日が続くと「とりあえず寝たい」という思いが強くなり、睡眠の質は後回しになりがちです。

しかし、質のいい睡眠は日中のパフォーマンス向上にもつながるため、忙しいときにこそ意識すべきです。

そこで、今回はあんしん漢方ヨガインストラクターの高橋かなこさんに「安眠ヨガ」についてご紹介いただきます!

「安眠ヨガ」とは

出典:Pixabay

「安眠ヨガ」は、就寝前に行って睡眠の質を向上させるためのヨガです。

日常生活のストレスや不安を軽減し、自然な眠りを促すことで、より健康的な睡眠の実現に役立ちます。

睡眠の質の向上には、副交感神経の働きを優位にしてからだをリラックスさせることが大事です。

そのため、安眠ヨガでは「からだの緊張を和らげてリラックスする」「ストレスを軽減する」といった効果が期待できる動きと呼吸法が取り入れられます。

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寝る前10分でできる安眠ヨガポーズ3選

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安眠ヨガのポイントは「深い呼吸」と「リラックス」です。

腹式呼吸を行うことで、副交感神経の働きを優位にして、からだがリラックスできるようにします。

「鼻から大きく息を吸っておなかに入れて、鼻からゆっくり吐き出す」ことを意識しながら、ヨガポーズを実践していきましょう。

魚のポーズ

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出典:あんしん漢方

両脚を揃えて仰向けになる。
息を吸いながら両手をお尻と床の間に入れる。
息を吐きながら手のひらとひじで床を押して胸を天井に向けて持ち上げる。
頭頂は床につけて肩の力は抜く。
3〜5呼吸ほどキープする。
息を吐きながらゆっくり(1)の姿勢に戻る。

ポイントは胸を持ち上げたときに、肩甲骨同士を寄せ合って胸を大きく開くことです。

ただし、魚のポーズは頭を逆さまにするので、慣れていないと気分が悪くなったり、首に負担がかかったりする可能性があります。

ポーズを実践する際はひじでしっかりからだを支えて、少しでも違和感を感じたら速やかに中断しましょう。

虫のポーズ

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出典:あんしん漢方

仰向けになり天井に向かって両手足を上げる。
手足をブラブラと小刻みに揺らす。

「手足が疲れてきた」「からだが温まってきた」と感じるまで1〜2分続けましょう。

ベッドの上でも気軽にできるポーズです。

 

ワニのポーズ

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出典:あんしん漢方

仰向けになり、右ひざを両手で抱えて胸に引き寄せる。
右ひざの外側に左手を添えて、右腕は肩の高さで横に伸ばす。
その場で一度息を吸う。
息を吐きながらひざを左に倒す。

腰と右の肩が床から浮かないところまでひざを倒します。

目線は伸ばしている右手の指先に向けましょう。

反対も同様に行います。