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木嶋佳苗死刑囚が密かに進めていた“3人との養子縁組”の思惑…接見禁止に備えた周到すぎる決意と3度の獄中結婚〈首都圏連続不審死事件〉

木嶋佳苗死刑囚が密かに進めていた“3人との養子縁組”の思惑…接見禁止に備えた周到すぎる決意と3度の獄中結婚〈首都圏連続不審死事件〉

「もうちょっと頑張って生きてみようと…」

判決やその報道について感想を記しているのは5月17日のブログだ。

●5月17日「判決確定その後」

《5月9日付けで最高裁判所が判決訂正申立てを棄却したことから「死刑判決確定」と報道されました。

ですが、17日現在、これまで通り未決の被告人と同じ生活をしております。手紙の発受や面会、差し入れや自弁購入も許可されています。

とはいえ、今月中には死刑確定者として処遇する旨の告知を受けることになるでしょう。

いつどのように変更されるかは、全然分かりません。東京拘置所長殿が良識ある人だと信じています。

判決報道を見ると、ユリウス・カエサルの時代から人は変わっていないのだと実感しました。

人間は自分の見たいものしか見ないものなのですね。自分の都合のいいように考えてしまう人がいかに多いことか。

「週刊新潮」手記について、たくさんのご意見を頂戴しました。ありがとうございます。もうちょっと頑張って生きてみようと考えているところです。》

この後にも『BUTTER』批判が続く。さらには5月23日のブログも同様だ。このあたりが木嶋さんならではかもしれない。でも「もうちょっと頑張って生きてみようと考えている」の記述にはホッとした。

衝撃だった獄中結婚の相手

その木嶋佳苗さんの新たな獄中結婚についてスクープしたのは、2019年5月23日発売の『週刊文春』だった。しかも、その結婚相手が、『週刊新潮』の担当デスクだという驚愕のニュースで、一時その話題は出版界をかけめぐった。

2人はもちろん『週刊新潮』の取材で知り合ったのだが、何と1年以上前から結婚していたという。その『週刊文春』5月2・9日号の記事の見出しは「木嶋佳苗獄中結婚のお相手は『週刊新潮』デスクだった」というもので、発売日のスポーツ紙や翌日のTBSのワイドショーが大きく取り上げた。

木嶋さんに『週刊新潮』が食い込んでいたのは知られている。最高裁で死刑判決が出た2017年4月には、木嶋さんが心情をつづった長文の獄中手記が同誌4月20日号に載った。その直後に私も木嶋さんに接見したが、彼女にとって、死刑判決確定後どうするかは大きな問題だった。

木嶋死刑囚は、結婚した相手男性が次々と不審死を遂げたことで大きな事件になったもので、獄中に入ってからも支援の男性が2人、相次いで彼女と結婚するなど話題になった。

死刑確定者は家族と弁護人以外は、基本的に面会も手紙のやりとりもできなくなる。その社会との隔絶にどう対処するかは、死刑囚にとって大きな問題だ。その対処法として、支援してくれる人間と養子縁組や結婚によって家族になるというのは珍しくない。

木嶋さんは用意周到で頭も悪くない女性で(面会室で私がそう指摘すると、即座に「いやいや、そんなことない」と否定したが)、そうした手続きについてはいろいろ調べて対処していた(ついでに書いておくと、マスコミは木嶋さんのイメージの悪い写真を使いすぎていると思う。こういう女性になぜ多くの男性が騙されたのかという話を際立たせるためだろうが、実際の彼女のイメージは、流布されている写真のイメージとはいささか異なることも指摘しておきたい)。

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