利用者の声に寄り添う、“愛”のある選書
この図書館は、学びを大切にしてきた会津若松の人々を、今も現在進行形で支えています。
専門書から実用書、娯楽としての読書までジャンルは幅広く、書架を眺めていると、利用者はもちろん、図書館スタッフの方々自身も「本が好きなんだろうな」と感じさせる丁寧な選書が印象的でした。
可愛らしいポップで飾られた「子育て応援コーナー」には、育児に関する本がずらり。
地元の学生が多いことから、ティーンズコーナーにも力を入れているそうです。
受験や就活のテキストだけでなく、クリエイティブコーナーと題した書架にはイラスト、プログラミングなど、今の関心にきちんと寄り添った書籍が並びます。
アンケートボックスを設置し、ティーンたちの声を選書に反映する仕組みも。
スタッフ手作りのおすすめ書籍紹介のパンフレットからは、「必要な人に、必要な本を届けたい」という温かな愛情が伝わってきました。
子ども目線で整えられた、本の空間
入口右手に広がるのが図書館全体の約半分を占める、広々とした児童書コーナー。
目を凝らしてみると、子どもたちが自然に本と出会える工夫が、あちこちに散りばめられています。
椅子も書架も、すべて子どもサイズ。
蔵書検索用のパソコンも、小さな手にすっとなじむ高さです。
そんな空間を、見守っているのが、福島県の郷土玩具・赤べこ。
赤べこが描かれた「読書ノート」も、スタッフの手作りです。
読んだ本を記録していくことで、読書が少しずつ「自分だけの時間」になっていく。そんなやさしい仕掛けが、この場所には用意されていました。
