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「絵柄とのギャップ」が衝撃的なマンガ3作品 かわいい表紙に隠された「残酷な現実」

「絵柄とのギャップ」が衝撃的なマンガ3作品 かわいい表紙に隠された「残酷な現実」


『みいちゃんと山田さん』第1巻 著:亜月ねね(講談社)

【画像】【画像】「えっ、そんな」「キツい」こちらは完結済の「心をえぐる」マンガ作品です(6枚)

かわいい絵柄で、シビアな現実を描く?

 マンガを購入する際、内容を知らずに表紙のデザインやキャラに惹かれて購入する人も多いでしょう。しかし、なかにはかわいい絵柄に反して、胸をえぐるような辛い展開で読者を引き込んでいく作品もあります。

「このマンガがすごい!2026」オトコ編で4位に輝いた『みいちゃんと山田さん』(作:亜月ねね)は、何をやってもちょっと足りないキャバクラの新人「中村実衣子」ことみいちゃんと、同僚の「山田マミ」を中心に、問題を抱えながら歌舞伎町で働く夜の女性を描いた作品です。かわいらしい女性キャラたちが表紙を飾っていますが、内容は絵柄に反してリアリティのある重い現実が描かれています。

 作中のみいちゃんは、何らかの障害を抱えていそうですが、適切なケアを受けられないまま成長し、歌舞伎町へと流れ着いた人物です。無防備で漢字もまともに読めないみいちゃんは、職場の先輩から「無能」扱いされてなぶられるうえ、日常的に暴力を振るう彼氏とは共依存関係にあります。また、みいちゃんの過去も陰惨で、みいちゃんが近親相姦で生まれたことや、トラブルを性的接触で乗り切るようになった経緯が描かれました。

 極めつけに、そもそも本作は、第1話でみいちゃんが誰かに殺されることが明示されており、みいちゃんが死ぬまでの12か月を描いた物語です。この時点で幸せな結末を迎えられないことは明白で、ふいに描かれるみいちゃんと山田さんの温かな日常も切ないものに感じてしまいます。


『ねずみの初恋』第1巻 著:大瀬戸陸(講談社)

恋愛と殺人の間で揺れる葛藤

 大瀬戸陸先生が手がける『ねずみの初恋』も、思わず守ってあげたくなるような、かわいらしい女性キャラがこちらを見つめる表紙です。内容は、1巻の表紙にも描かれる少女「ねずみ」と普通の青年「碧」のラブストーリーですが、ねずみはヤクザに殺し屋として育てられてきたという秘密がありました。

 ねずみと碧は交際を始めますが、やがて碧の存在がヤクザに知られてしまいます。さらに、碧がねずみの正体に気付いていたこともあり、ねずみはボスから碧を殺すよう迫られるのでした。しかし、ねずみは碧を殺し屋として育て、組織に貢献させると約束します。その結果、関係は続くものの、碧は殺しの道へと踏み入ることになるのです。

 作中では、碧が「かわいい」と口にして、ねずみと互いに顔を赤らめるようなピュアな恋愛模様が描かれる一方で、血が飛び交う殺人シーンや、殺しに葛藤する碧の姿も描かれています。恋愛の純度が高いからこそ、残酷な場面がより際立ち、その激しいギャップに心をかき乱される読者も少なくありません。


『ちーちゃんはちょっと足りない』 第1巻 著:阿部共実(秋田書店)

配信元: マグミクス

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