旅の醍醐味と言えば駅弁である。新幹線に乗る前は、つい財布の紐が緩んでしまうという人も多いはず。かく言う私もその一人だが、さすがに2000円超えだと手に取るのをためらってしまう。
やはり1000円~1500円前後の予算で悩むのが、一般的な庶民の感覚ではないだろうか。ところが先日、東京駅の改札内でとんでもない駅弁に遭遇してしまった。お値段はなんと……3650円(税込)である。嘘だろ。
【画像】去年食べて最高だった東京駅の駅弁『伊達の牛たん本舗 牛たん弁当柚子胡椒味』
・3650円の駅弁
東京駅改札内の1階。グランスタ東京の中央通路エリアにある「肉卸小島」という店にその弁当は売っている。
こちらは正確には駅弁屋ではなくステーキ店で、通路の奥まった場所にあるため、初めての人は少し気づきにくいかもしれない。
グランスタ限定の『雪降り和牛尾花沢サーロイン・リブロースステーキ重』が一番人気だそうだ。なるほど、これが3650円(税込)の駅弁か……。息を呑む私。しかしここで、さらなる衝撃の事実が明らかになる。
・まさかの量り売り
実はこの「肉卸小島」、駅弁なのに量り売りという謎のシステムを採用しており、案内をよく読むと「100グラム3650円から」と書いてあるではないか。
そう、つまり3650円(税込)の弁当が最安なのである! ここだけ物価がニューヨーク……!! 量は50グラム単位で増やすことができ、300グラムで10,050円(税込)とのこと。一体どんな人が買うんだ。
結局この日は『雪降り和牛尾花沢サーロイン・リブロースステーキ重』の100グラムを購入した。提供まで5~10分かかるので、注文の際は新幹線の発車時間に注意してほしい。
で、その実物が……。
こちら!
正直言って小さい。100グラムだから仕方がないとはいえ、かなりのミニサイズである。これで3650円か……と思わないこともないが、そのヴィジュアルはやはり最強だ。
ステーキは全部で8切れ。中心部に薄く赤い色が残る、見るからに絶妙な焼き加減。出来立てで提供されたのでまだ温かい。
付け合わせは焼き野菜と漬物のみ。「ステーキに全集中してください」と言わんばかりのシンプルで潔い構成だ。
