・混ざる食卓、分ける食卓
さらに、このような背景から、韓国人は新しい食べ合わせを見つけることを楽しむ傾向があります。
最近韓国で流行している「ドバイ風もちもちクッキー」や「春キャベツのビビンバ」、「ヨーグルトアイスクリーム」なども、単一のメニューというよりは、複数の材料を組み合わせたものです。
食事だけでなく、デザートにおいても「おいしい組み合わせ」を探し、混ぜて食べる光景は珍しくありません。
・食卓に映る文化のかたち
韓国において「混ぜる」という行為は、単なる調理方法ではないのかもしれません。
さまざまな食材が一つに溶け合い、新たな味を生み出すように、異なるもの同士が出会い、調和していく過程そのものを楽しむ文化なのではないかと思います。
日本で生活する中で、私自身も少しずつ考えが変わってきました。混ぜない食べ方にも、素材そのものを丁寧に味わうという魅力があることに気づいたからです。
どちらが正しいという問題ではなく、それぞれが大切にしてきた「味わい方」の違いなのではないでしょうか。
日本人の「分けて食べる文化」を理解しながらも、やはりビビンバは混ぜてこそおいしいと思ってしまうあたり、私はやはりどうしようもない韓国人なのかもしれません。
執筆:カン・へジュ(KANG HYEJOO)
Photo:Rocketnews24
