4. 大連 (東京都・田町)
餃子が食べたい。とことん餃子が食べたい。今なら餃子を20個は食べられる。そんな気分の人は「中国家庭料理大連」(東京都港区芝5-15-3)がオススメ。奇抜さはないオーソドックスな餃子ながら、しっかり美味しい、絶対にハズレを引かない「間違いない餃子」が食べられる。
中国家庭料理大連の店内は、昭和な雰囲気が感じられる居心地が良い大衆食堂風。シェフも店員さんも中華系と思われる。ここの名物は餃子で、豚肉餃子や海老餃子、スープ餃子、水餃子、そして蒸し餃子など、さまざまな餃子が楽しめる。
いちばんのオススメは、オーソドックスな豚肉を使用した焼き餃子だ。パンパンに詰まった豚肉から肉汁が溢れ、タレ(酢と醤油とラー油)を染み込ませて食べれば、瞬時に餃子欲が待たされるはずだ。ーーそして幸せが訪れる。
食べるとプリップリの海老が躍り出す海老餃子も絶品なので、ここにきたら豚肉餃子と海老餃子のダブル注文がベター。2~3人などの複数人で食べる際は、水餃子やスープ餃子なども注文し、衛生的に注意しつつシェアしてもいいだろう。
ランチもディナーも餃子は定番メニュー。ディナータイムは労働に疲れたサラリーパーソンたちが集い、餃子を頬張る姿が見られる。もちろん一人の客も大歓迎らしいので、無性に餃子が食べたくなったら中国家庭料理大連! と覚えておこう。
「中国家庭料理大連」(東京都港区芝5-15-3 大連ビル)
5. おけ以 (東京都・飯田橋)
餃子には、いくつもの「美味しさの根源」ともいえる要素がある。皮、具、焼き具合、焼き面積、蒸し加減、そしてタレ。すべての根源が組み合わさることにより、完成形として仕上がるのだ。
「パリパリの皮がウマイんだよ」「具にキャベツが入っているのが良い」「たっぷりの酢を染み込ませなきゃダメ」などなど、さまざまな好みがあるとは思うが、もし香ばしさを優先するのであれば、「おけ以」に行くしか選択肢はない。
餃子とタンメンが美味しい大衆食堂として知られている「おけ以」。ここの餃子は見た目に驚かされる。いたってオーソドックスな餃子に思えるが、キツネ色にこんがりと焼かれている面が驚くほど平面。まるで徹底的に精密な加工をされたのかと思えるほど平面。あまりにもキレイな平面がきつね色に焼かれているため、ある意味、芸術作品といっても間違いではない。
見た目で分かるように、餃子はパリッパリに焼かれている。箸でつまむとズッシリとした重量感を感じる。酢、醤油、ラー油に浸して食べれば、パラパラッと広がる具の甘味。旨味よりも甘みを強く先に感じる。「おけ以」のタンメンは野菜の美味しさを引き出すことに成功しているが、餃子も野菜の美味しさが際立つ。
餃子から漂う香ばしさ。それは単に焼いただけで生まれるものではない。餃子の皮に含まれる旨味成分が重要なのだ。しっかりと旨味が仕込まれた餃子だからこそ、じっくりと焼き色が付けられると同時に、香ばしさが際立つのである。
「おけ以」(東京都千代田区富士見2-12-16)
