ごく普通の話であるが、長さを表す「メートル」や質量を表す「グラム」は全て「国際単位系」に則っている。かつての日本では中国由来の「尺貫法」が使用されていたが、今では「国際単位系」があたり前中のあたり前だ。
当然、現時点で多くの国……というか、ほぼ全ての国で「国際単位系」が使用されているかと思いきや、そうアメリカだけが「ヤード」や「ガロン」が一般的なご様子。というか、WHY? なんでアメリカだけ単位が違うんでっか?
・アメリカだけ独自路線
ゴルフの「ヤード」やステーキの「ポンド」など、アメリカでは現在でも「ヤード・ポンド法」が一般的に使用されている。よくよく考えてみると我々が知る「国際単位系」を除けば「ヤード・ポンド法」以外の単位を聞いたことがないかもしれない。
そこでGoogle AI・ジェミニ(Gemini)に「なんでアメリカだけ国際単位系を使用しないの?」と質問したところ「歴史的タイミングを逃し、移行にはあまりにも巨大すぎるコストがかかるから」とのこと。
まあわかったようなわからないような理由であるが、個人的に気になったのは「じゃあ日本に住むアメリカ人はどうしてるのか?」である。彼らはアメリカの馴染みを受け継いでいるのか? それとも国際単位系を使用しているのだろうか?
・アメリカ人記者に聞いてみた
そこでロケットニュース24の英語版サイト「SORA NEWS 24」のケーシーさんに、ズバッと「実際どうなの?」と質問してみることに。アメリカ生まれ & 長年日本で暮らすケーシーさんならば、きっと答えてくれるに違いない。
──ケーシーさん! いきなりだけど日本に来るまではヤードとかポンドを使ってたんだよね?
「もちろんそうだよ。アメリカでメートルとかを使うのは一部の人じゃないかな? 例えば理系の会社とかね。というか、みんなそうだから合わせないと話が通じないからさ」
──ふむふむ。じゃあさ、日本に来てからはどうしてるの? ヤードもポンドもガロンも無いよね?
「そうだな……。一言でいえば “ハイブリッド” になってるかな?」
──ハイブリッド!
「例えば距離について説明しようか。日本に来るまでは歩く習慣がほとんどなかったんだ。ご存じの通りアメリカは車社会だからね」
──わかる。超車社会だよね。
「そう。ただ日本に来てからは歩くことが多くなったし、散歩する習慣もできた。そのうち歩ける距離に関してはメートルがハマるようになったんだ。自分の中でね」
──へぇ~。
「ただ、歩ける距離以上になると今でも “マイル” で考えちゃうな。もしかしたらアメリカでたくさん車を運転していたことも関係しているのかもね」
──そうなんだ。
「あ、さっき歩ける距離はメートルって言ったけど、短い距離で一番しっくりくるのは “ヤード” なんだ。これは俺がアメフトをやっていたからなのかな?」
