昨年の「M-1グランプリ」敗者復活戦が話題となった兄弟漫才師・ミキ(亜生、昴生)が、今年も毎年恒例の全国ツアー『ミキ漫』を開催します! 2018年の『ミキ漫』スタート当初の目標だった47都道府県全制覇を昨年達成したこともあり、今年はさらに規模を拡大。まだ訪れていない都市を中心に巡る、最大1万人規模のツアーとなります。3月28日(土)10:00からツアー前半(京都、石川、東京、青森、香川、福岡)の公演チケットが一般発売されるのに合わせて、ツアーへの熱い思いを語ってもらいました。

オリジナル4文字熟語「全人捧漫」が吉本の社訓に!?
――まずは、今年のツアーに向けての意気込みを聞かせてください。
昴生 昨年、47都道府県すべてに行って漫才をするという目標を達成できました。今年から『ミキ漫』第2章に入るので、行ったことのない都市を回りたいなという思いから、こういった日程となりました。近所にお住まいの方にも観に来ていただけたら嬉しいですね。
亜生 今年のツアーは、行ったことがないところにたくさん行かせてもらえるので、めちゃくちゃ楽しみです。前乗り後泊を考えていますし、各地で撮った写真をSNSにもたくさん上げたいな、と。僕も旅行気分で行かせてもらいますが、みなさんも旅行の合間に『ミキ漫』を観るくらいの感覚で、気軽に(各地へ)観に来ていただければと思っています。
――亜生さんは今回のツアーを、自ら生み出した「全人捧漫(ぜんとほうまん)」という4文字熟語でアピールしています。
亜生 これ、ビビビっと来ました。「すべての人に捧げる漫才」という意味です。ツアーの情報解禁の翌日、ルミネ(the よしもと)に行ったら、支配人から「感銘を受けました! 吉本の社訓にしてもいいような、素晴らしい4文字熟語です」って言っていただきました。ここからのミキは、これをテーマにするべきちゃうか?って思ってます。
昴生 いい言葉やな、と思います。やっぱり老若男女に観てもらいたいですからね。ルミネの支配人も有言実行で、ぜひとも吉本の社訓にしてもらいたいなと思います。

――一方、昴生さんは今年のツアーのテーマとして「That’s エンターテイメント」を掲げています。
昴生 毎年、ツアーのなかで8、9本のネタをやっているんですけど、昨年のツアーは似たような漫才が多かったな、と。今年はなるべく似ないように、漫才のなかでエンターテインメントがどれだけ表現できるのかも挑戦したいな、と思いまして。
最近は(漫才のなかで)動きが少なかったというか。5、6年前のツアーは、9本中5本くらいは歌って踊って息をゼエゼエさせてた記憶があるんで、今回はそのころのようにダンスとか歌とか取り入れたネタもできたらと考えています。
ただねぇ、「That’s エンターテイメント」を出したとき、マネージャーから「言葉として間違ってません?」って言われたんですよ。
亜生 文法がおかしいよって。
昴生 そう。「This is エンターテイメントですよ」って言われて、マネージャーはまだ大学受験の脳みそなんやなと。吉本興業にいながら、そんなことを言うてくるのかと思ったときに、まずマネージャーの頭から変えていかなあかんなと躍起になってます。

亜生 観終わったあとに今年の『ミキ漫』はミュージカルやったんやって思ってもらえるくらいの漫才ができればいいですね。(「ザッツ・エンタテインメント」はミュージカル楽曲、およびMGMミュージカルの名場面を集めた名作映画のタイトル)
昨年の「敗者復活戦」が挑戦のきっかけに
――香川公演は小豆島でキャパ500、東京公演のLINE CUBE SHIBUYAはキャパ2000と、規模の振り幅が大きいですね。
亜生 大きい会場にめっちゃテンション上がってます。新鮮味もありますしね。たぶん、昨年の「敗者復活戦」を観た人も来てくれると思うんですが、大きい会場やと間口が広いので、いろんな人に僕らの漫才を観てもらえるんかな、と。どっちに転ぶかわかりませんし、(広くて臨場感を出せず)シーンとしてしまうかもしれないですけど、どうなるのか楽しみですね。
昴生 大きな会場は、僕らにとって挑戦です。今年は渋谷だけでなく、京都も2000人規模の会場なんですけど、うしろまで声が届いているのかが心配で、前回までは大きくても1200人キャパくらいの会場にしていたんです。ただ、食わず嫌いはよくないなということで、今年は大きい会場でもやってみようと。
で、うちの“This is エンターテイメント”に相談したら、「昨年のM-1敗者復活戦の影響もありそうだからアリですね」って乗ってくれたんで、僕という“That’s エンターテイメント”も、じゃあ、そうしようということになりました。「This is」と「That’s」がようやく手を組みました(笑)。
――昨年の「敗者復活戦」の反響はすごかったですか?
昴生 そうですね。いろんな人から面白かったと言ってもらいましたし、その声を聞いて、今年はキャパを広げてもいいんかなとなりました。
亜生 この前、NGK(なんばグランド花月)で千鳥さんと一緒だったんですけど、楽屋に座ってた大悟さんが鏡越しに「M-1面白かったわ」って、それだけ言ってくれて。カッコええ!ってなりました。

――頻繁に会うことはなくても、大悟さんとしては伝えたかったってことなんでしょう。
亜生 僕もそういうんかなと思いました。嬉しかったですね。
昴生 ふだん言うてくれへん人が言ってくれるのってめっちゃ嬉しいですね。うちの奥さんも、ふだんは何も言わないんです。けど、昨年の敗者復活戦が終わってパッと携帯を見たら、一言、「別格」っていうLINEが来てました。嬉しかったです。