2. アンクアイティアオクアガイの「タイ式焼きそば」
この食堂がミシュランに選ばれたきっかけは、タイ式焼きそば「クアガイ」です。プルプルでクニュとした平太麺と玉子、鶏肉を炒めて作った焼きそばで、お好みで唐辛子やお酢をふりかけるなどして食べます。
単に炒めるだけと思いきや、意外と調理テクニックが重要なようで、適当に作ると玉子がスクランブルエッグのようにボロボロになってしまうようです。けっこう奥が深そうです。
ということで、オーダーして待つこと約15分、ようやく完成したクアガイを食べることができました。食べてみたのですが、予想外の食感。かなりモチモチです。カリッと焼かれている部分もあったので、ある程度はクリスピーなのかなと思ったのですが、全体的にモチモチです。モチモチな麺を香ばしい卵や包んでいます。なので、薫りや「焼き」の食感は玉子が担当している感じですね。
味付けは、ベースのテイストはかなりライト。どちらかというと甘味寄り。悪くない。でも、テイストにパンチが欲しい場合は唐辛子やタイソース等をかけて味変するとよいでしょう。筆者は唐辛子をたっぷりかけて食べました。うまい!
「アン クアイティアオ クアガイ」(Ann Guay Tiew Kua Gai / 991 Rama I Rd, Pathum Wan, Bangkok 10330, Thailand)
3. ナイウアンの「赤いラーメン」
真っ赤なラーメンがミシュランに認められ、連日連夜、多くの人たちが訪れて真っ赤なラーメンを食べています。ナイウアンでミシュランを獲得したラーメンの正式名称は「イェンターフォー」(Yentafo)。タイで親しまれている伝統的な料理です。タイラーメンのひとつといえます。
スープが真っ赤な理由は、豆腐を発酵させて作られた紅腐乳によるもの。スープはそこに砂糖、酢、ニンニク、豆板醤などをくわえて作りますが、その内容は店によって違いがあるため、ナイウアン独自のレシピがあるものと思われます。
具は豚の血、つみれ、空心菜、お揚げなど。そこにサクサクなスナックが添えられています。薫りは、かなり、すっぱい爽やかさを感じます。それと魚介の薫りも漂ってきます。なかなか個性的な印象。
筆者はスナックをパリパリと割って丼に入れてから食べました。麺は米粉から作られたセンヤイ。まずはその麺をサルベージ。おおっ! かなり赤い。麺が深紅に染まっています! スープが赤すぎて、麺をも赤く染めてしまったようです。
その味は……。ひゃー! かなり、とてつもなく、凄まじく、発酵臭といいますか、魚介臭といいますか、強烈な薫りが嗅覚を包みます。徹底的に発酵させたタイラーメン、といった感じです。これは人を選ぶ味かもしれません。しかし、好きな人はとことんハマりそうな味だとも思いました。
「ナイウアン / Nai Ouan」(991 Rama I Rd, Pathum Wan, Bangkok 10330, Thailand)
