忙しい日々のなかで心身は気づかぬうちに緊張状態が続き、さらに春の寒暖差や環境変化が重なると、週末にゆっくりしても回復しにくいからだになってしまいます。
この記事では、4月に多い疲れの原因とセルフケア方法について、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。
「休んでも抜けない…」は4月あるある…?
新しい職場や新しい人間関係、子どもの進学など、4月は大きなライフイベントが重なりやすい季節です。
このような環境は無意識のうちに緊張やストレスを生み、心身が“常に気を張った状態”になることも。
その結果、自律神経が乱れやすくなり、疲れやすさや倦怠感を感じることが多くなる場合があるのです。
また、春は寒暖差が大きい時期です。
昼間暖かくても朝晩は冷える日が続くと、からだは常に体温調節を行おうとしてエネルギーを消費します。
この「寒暖差ストレス」も疲れやだるさの一因になっているかもしれません。
こうした環境変化+季節要因は、疲労感が残りやすい「4月あるある」といえます。
環境変化に負けないセルフケア3選
ここからは、疲れが抜けにくい時期におすすめのセルフケアを3つ紹介します。
忙しい日常生活にも取り入れやすい方法なので、ぜひ今日から始めてみてくださいね。
朝ごはんは“たんぱく質ちょい足し”
たんぱく質は血糖値を安定させ、脳や筋肉の働きに必要なアミノ酸を補う役割があります。そのため、朝食にたんぱく質を意識して取り入れることで、午前中のエネルギー切れを防ぐ効果が期待でき、集中力や疲労感の改善につながりやすくなります。
毎日の朝食に、たんぱく質を多く含む食材(ささみや赤身肉、卵料理、豆腐や納豆など)を取り入れてみましょう。
カフェインは“時間を決めて”
コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、適度な摂取で頭をシャキッとさせ、集中力を上げてくれます。しかし、午後遅い時間や夕方以降のカフェイン摂取は、睡眠の質を下げる原因になることも。
睡眠の質が落ちると疲労回復が進みにくくなり、翌日もだるさが残りやすくなってしまいます。
夕方以降はカフェインを控えるなど、時間帯を決めて習慣化することで、夜の睡眠リズムを整えましょう。
カフェインに敏感な人は、デカフェやハーブティーに切り替えるのもおすすめですよ。
寝る90分前からスマホを暗め&短め
スマホやパソコンなどの画面から出るブルーライトは、脳に日中の明るさと錯覚させ、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を妨げる可能性があります。そのため、夜遅くまで画面を見ていると寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下してしまうかもしれません。
そこで、就寝90分前からはスマホ画面の明るさを暗めに設定しましょう。
通知や返信が気になってしまう人は、寝る前に通知オフにするなど「見ない工夫」を加えるのもポイントです。