春先になるとそんな毎日が繰り返されているなら、それは「気象病」のサインかもしれません。
今回は、春の気象病の原因をはじめ、セルフケアも併せて、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
春だけ不調…それ「気象病」サインかも
「気象病」とは、「気圧」「気温」「湿度」などの変化を引き金として起きるからだの不調のことです。
症状は多岐にわたり、頭痛、めまい、倦怠感、眠気などさまざまです。
とくに季節の変わり目に起きやすいとされ、春は低気圧・高気圧の影響で、1日を通して気圧が大きく変化しやすい時期。
気圧が変化すると、耳の奥にある「内耳」が刺激され、自律神経に影響を与えて、頭痛やだるさなどの症状につながります。
また、春は新生活が始まるシーズンで、環境や人間関係が大きく変化する時期です。
そういったストレスも相まって、交感神経が優位になりやすく、常に緊張状態が続くことで疲れがたまってしまいます。
そこに気象病が重なると、さらにからだに負担がかかって参ってしまうのです。
予報の“ここ”を見る!天気予報の3点チェック
気象病の予防に意外と役立つのが、日々更新される「天気予報」です。
ただ「晴れ」「雨」など漠然と眺めるだけではなく、気象病対策に役立つポイントを押さえることが大切です。
ここからは、天気予報の3つのポイントについて解説します。
気圧グラフ
気圧グラフを見ると、1日の気圧変化を簡単に把握できます。とくに着目すべきは「下がり幅」です。
目安としては、「5hPa(ヘクトパスカル)」。
これ以上落ちるとからだに影響が出やすいため、しっかりと睡眠をとる、頭痛薬を飲む、マッサージを行うなど、意識的なセルフケアを心がけましょう。
寒暖差
春は日中と夜間の温度差が大きい季節です。とくに「最高気温と最低気温の差が『7℃』以上」ある日は、からだの負担が増すので、天気予報でよく確認しておきましょう。
寒暖差は自律神経を乱し、生活習慣を崩す原因になるので、夕方以降はおなかや足元をしっかりと温め、冷えないように工夫をしましょう。
雨・風の予報
雨は気圧低下をともなうことが多く、降り出す数時間前から影響が出ることがあります。また、立春~春分の時期に吹く南風にも注意が必要です。
その季節に初めて吹く強い南風を「春一番」といいますが、その時期には低気圧が発達する影響で気温が急上昇しやすくなります。
早めに帰宅したり、鎮痛剤を持ち歩いたりするなど、対策をしましょう。