「もっと多くの人に作品を見てもらいたくて応募」
【takuyakumekawa】
公募展の情報を見つけて、ぜひ出してみたいと思いました。ギャラリーの「LAUGH & PEACE」というコンセプトも、自分の表現と近いものを感じて。作品は下書きをせず、描きながら次の線が生まれていくオートマティシズムの手法です。テーマも構成も決めずに始めるので、完成したときに自分の内面がそのまま出ていることに気づきます。近所を散歩した翌日に描いた「ツルノ雑貨店」は、自分の内側が色濃く反映されています。今後も旅の思い出や日常の風景をもとに、写真ではない“記憶の媒体”のように絵をためていけたら最高です。

【eiko】
これまでは個展中心でしたが、もっと多くの人に見てもらう機会を作りたくてコンペに応募しました。わたしはお喋りが苦手なので、家にこもりがち。いろんな人と出会って交流し、勉強したいと思いました。小さなころからピンクの服をよく着ていて、ピンクの絵の具がなくなると悲しくなるくらいピンクが大好き。「水中遊戯」はネガティブとポジティブな自分の両面を描いていて、闇から光へ上がっていくイメージ。鯉や生き物たちに記憶や感情を重ねていて、最後に明るい人生を思い出す、そんな流れを表現しています。

【SEiKO APRiL】
ケガでギプス生活になったのをきっかけに、絵とちゃんと向き合う時間ができて応募しました。仕事や家事から離れて、ある意味、“神様のプレゼント”みたいな時間でしたね。ギャラリーのコンセプトも自分に合っている気がして、思い切って参加しました。クマのキャラクターを中心に、自分の内面や感情を表現しています。タイトルは一言にして、見る人に想像してもらいたくて。今回はモノクロ作品にも挑戦しています。今後は、物語をつけた絵を並べて、個展を開催したいです。

吉本興業の創業者に関心が!?
【珂茜穗】
去年、このコンペに落ちたので、今回は通りたいと思って、自分の持っている技術を全部出し切りました。もともとはこのスタイルではなかったんですが、やりたいことと、まわりの反応の良さが重なってできたシリーズです。アーティストとしての方向性を探るなかで生まれました。コピックの発色を活かして、ぱっと目を引く色合いにしています。近くで見ると食材がよく見えて、「原画に見えない」とか「見れば見るほど面白い」と言ってもらえたのが、すごくうれしかったです。

【園田源二郎】
難波といういろんな人や文化が混ざり合う場所で展示してみたくて応募しました。このエリアで展示するのは初めてなので、新しい出会いがあればいいなと。あと、吉本の創業者・吉本せいさんにも興味があって、ゆかりのある場所でやってみたい思いもありました。今回は普段の空間作品を凝縮したかたちで、中心にある作品は、ナマズをモチーフにしています。混乱の時代だからこそ、人の存在そのものを肯定したいという気持ちで制作しました。クレヨンで描いています。

【中井ヒトミ】
前回の募集を見て気になっていたんですが、そのときはタイミングが合わず見送ってしまって。今回はぜひ参加したいと思って応募しました。作品は、日々の生活の中で積み重なっていく感情や時間をテーマにしています。人って、それぞれいろんなことを考えながら生きていて、それが泡みたいに浮かんでは消えていくように感じていて、そのイメージを作品の中に取り入れました。真ん中の人物は特定の誰かではなく、「今」を生きている人の象徴です。いろんな存在が偶然同じ時間を共有している、その一瞬の尊さや巡りを感じてもらえたらうれしいです。
