・誕生、真のディアボラ風
見た目は先ほどの「チキン+野菜ソース」と変わらないように見えるかもしれない。しかし一口食べてみると、口の中に広がるコクや風味がまったくの別物だ。
『エスカルゴのオーブン焼き』の強烈なガーリックバターソースがチキンの旨みを増幅させ、そこに野菜のシャキシャキとした食感が加わる。
これらの要素が三位一体となり、本家ディアボラ風をも凌ぐ爆発力を獲得していると言っても過言ではないだろう。
さあ、こうなるともうワインが止まらない。チキン1個に対し、最低でもワイン1杯を消費するのが妥当と思われる。それほどの破壊力である。
手がベタベタになるのが嫌なのでナイフとフォークで食べてみたが、『辛味チキン』は骨があるため、ハッキリ言ってマジで食べにくい。誰かにほぐしてほしい。
だが、その面倒臭さもまた一興なり。サイゼ名物・激ムズ間違い探しと同じで、骨から肉を削ぎ落とす苦労すらも、いい酒のつまみになるのだ。
そう、それはサイドメニューに過ぎなかった『辛味チキン』が、メインを張れる皿へとメガ進化した瞬間だった。この恐るべきキメラを、私は『真の悪魔(ディアボラ)』と命名したい。
・ディアボラ後
さて、実はあまり量が多くない『真の悪魔(ディアボラ)』。おそらくエスカルゴの皿には、まだたっぷりソースが残っているはずだ。
ここで追加注文したいのが『小エビのカクテル』(税込280円)である。
残ったソースに小エビを投入すれば、以前紹介した『無限アヒージョ』へとシームレスに移行できるのだ。
『真の悪魔(ディアボラ)』からの『無限アヒージョ』。これぞまさに、ディアボラ風亡き後の世界を生き抜くサイゼ飲みの真髄である。
チキンステーキ商品の販売再開がいつになるかは分からない。本家『若鶏のディアボラ風』の復活を心から祈りつつ、それまではこの『真の悪魔(ディアボラ)』でなんとかやり過ごしていくつもりだ。
“ディアボロス” に苦しむ同志諸君は、ぜひ一度試してみてほしい。
