マカロン詰め放題と聞いて、最初はちょっと耳を疑った。
だってマカロンといえば、かわいくて高級で、なんとなく丁寧に1個ずつ味わうものというイメージがあったからだ。
それを袋に好きなだけ詰めていいというのである。そんな夢みたいな話、あるだろうか。
そんなわけで今回は、ダロワイヨで開催されている「マカ放題」に参加してきた。結果から言うと、思っていた以上に難しかったし、楽しかったし、何よりお得だった。
・マカロン詰め放題なんて素敵
マカ放題は、ダロワイヨの人気マカロンを制限時間内に専用袋へ好きなだけ詰められるというイベントだ。
数あるマカロンの中から好きな味を自由に選び、袋に入るだけ、乗るだけ、積み重ねられるだけOK。しかも、袋の口は閉まらなくてもよいという、なかなか太っ腹なルールである。
しかもこの企画、ただのお得イベントではない。見た目に少しヒビが入ったものや、形が少し不揃いなもの、あるいは在庫の都合で全店には届けられなかった季節限定フレーバーなどを活用した、ダロワイヨ発のサステナブル企画なのだという。
なお、開催日時や実施内容、価格などは店舗によって異なる。今回は、しばらくマカ放題を休止していた新三郷店が2026年3月に再開したと聞き、電話で問い合わせたところ、そのまま予約まで取れたので参加してみることにした。
・開始前から勝負は始まっている
開催は土曜日の夕方。開始10分前に受付を済ませ、先に支払いをした。(参加費1620円)
店員さんがテーブルの上に詰め放題用のマカロンを並べ始めると、会場の空気が少し変わった。参加者たちの静かな闘志が、じわじわと伝わってくる。
この日は、マカロン以外にフィナンシェもあり、さらにドラえもんデザインのものまで混ざっていたりと、開始前からテンションが上がる。
専用袋はこちら、開始前から伸ばしてOKである。
周囲を見渡すと、参加者たちはすでに真剣な顔で袋を引っ張り、広げ、限界まで容量アップを図っていた。もちろん私も負けていられない。少しでも多く入れたいという欲望に従い、ぐいぐい伸ばしていたそのときだった。
ベリッ……
そう、破れた。しかし、ここで終わりではない。袋が破れた場合は交換OK。(詰め放題開始後でも交換OK)ただし、もし残り10秒で破れた場合はマカロン8個と交換というルールらしい。
新しい袋をもらい、気を取り直して再び伸ばそうとしたところ、横にいた子どもが私の腕をつかんでこう言った。
また破れるからもうやめた方がいい
親の欲深さを、冷静に見ていたのは子どもだった。
