■佐藤輝の「許されない暴言」が招いた一触即発
そして3月6日、侍ジャパンの初戦となる1次ラウンドの台湾戦。大谷や鈴木誠也(31、カブス)のホームランなど打線が爆発し、チームは13対0と大勝する。
試合中には、大谷の満塁本塁打をはじめとする歓喜のシーンであの「お茶たてポーズ」が連発され、ベンチのボルテージは最高潮に達していた。しかし、チームが歓喜に沸く中、佐藤輝だけがその輪から外れて面白くない表情を浮かべていた。そして試合後、ベンチ裏である事件が勃発する。
大敗を喫した台湾の監督が三塁ベンチ前で人目をはばからず泣いていた。その姿を見た佐藤輝が、あろうことか不適切極まりない暴言を吐いたのだ。
「負けてみっともない」
■大谷翔平が静かに激怒――「それは相手に失礼だ」
この心無い言葉を耳にして黙っていられなかったのが大谷だ。大谷といえば、どんな相手にもリスペクトを忘れないスポーツマンシップの塊のような男である。
大谷は佐藤輝のもとへ静かに歩み寄ると、落ち着いた口調で「それは相手に対して失礼だ」と注意した。だが、大谷への過剰なライバル心をこじらせた佐藤輝にとって、この忠告は到底受け入れられるものではなかったようだ。
「そんな事をおまえに言われたくない!」
佐藤輝は大谷に対してケンカ腰で怒鳴り返した。
