3月中旬、大阪・熊取町の小・中学校で300人を超える集団ノロウイルス食中毒が発生した。原因は学校給食のパン。本格的な春、そしてこれから初夏を迎えるにあたり、全国各地で食中毒が続出している。
冬が明けても感染性胃腸炎は続く
昨年は2月からの寒暖差による体調不良で免疫力が低下し、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎が猛威を振るった。今年も同様に、1月から全国的に感染性胃腸炎の患者数が増加している。
「寒暖差で朝に作った弁当が、気温が急上昇した昼ごろに細菌が活発化して食中毒を引き起こすことがある。また、花見ではドリンクを飲む量が多くなるため、自然とトイレに行く回数が増える。トイレのドアノブや水道の蛇口にウイルスが付着している恐れがあり、その手で飲食したりすると感染性胃腸炎を発症するケースもある。3月から4月にかけては食中毒の要因となる細菌、ウイルス、寄生虫の『ビッグ3』すべてが揃い踏みするから注意が必要です」(医療ジャーナリスト)
春は「食中毒ビッグ3」が揃い踏み
食中毒は高温多湿の梅雨から夏にかけて…と思われがちだが、夏に多発する黄色ブドウ球菌などの細菌性が増え始めるのは3月。冬がピークのノロウイルスなどのウイルス性は3月以降も残っている。アニサキスなどの寄生虫食中毒は1年中、起き得るのだ。
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