「物語で悪役」「おいしい食べ物」からイメージ一転
まず、今回の出来事を漫画に描こうと思った理由について、皆生さんは次のように語りました。「タコという生物の美しさと尊さにとても感動したので、日記のような感じで記録に残したかったからです。きっと知らない人も多いだろうと思い、その感動を伝えたかったことも理由にあります」
作品の中で「タコってこんなに可愛いんだ」と、その美しさに驚くシーンがありますが、生きたタコと触れ合うまで、皆生さんは真逆の印象を持っていたようです。
「ぶっきらぼうで、怖いイメージでした。物語で悪役になったりするし、テレビで見るイメージはなんとなく海の重鎮感がありました。実際は切られて売られているものを食べてるだけで、おいしい食べ物としか思ってなかったです」(皆生さん)
「おろそうか?」と申し出た息子さんには、作品を読んだ人から「立派だ」「たくましい」などの声が寄せられました。息子さんはもともと魚に興味があり、料理教室に通ったり、海で釣った魚をさばいてくれたりしていたそうです。魚介や包丁は扱い慣れていたようで、タコをさばく様子も落ち着いたものだったとのこと。
「タコに対しても、騒ぐことなく、きちんと急所を押さえてから調理してくれました。長く苦しまずに済んだのではないかと思います」(皆生さん)
しっかり食べる責任を感じるように
皆生さんは今回の出来事を通した自身の変化について、「スーパーで見る食べ物として売られる生き物について、しっかり食べる責任を感じるようになりました」と語ってくれました。また、「フードロスはとても重いことだと思います」と、食べられる食品が捨てられてしまう問題についてあらためて認識したようです。
作品への反響については「たくさんの方に見ていただけて、自分の感動を追体験してもらえたなら、本当に嬉しいです」とコメント。「海の話は他にもあるので、また描けたらいいなと思います」と今後についても語りました。
皆生さんはこのほかにも、日々の生活の中で感じたことや思ったことなどを描いた漫画をXに投稿しています。
作品提供:皆生桜子(@KaikeSakurako)さん

