読売テレビとイタリアのアニメ制作会社「スタジオ・ボゼット」がタッグを組んだ、日伊共同制作のアニメーションシリーズ『ピノ&シノビー』。イタリアの少年「ピノ」と「シノビー」が、互いの文化に触れながら日常の冒険を繰り広げるショートアニメです。
この作品でナレーターを務めたのは、annaアンバサダーとしてもおなじみの虎谷温子アナウンサー。実は今回が初挑戦だったというアニメナレーションの舞台裏や、作品に込められた情熱、そして一人の母として、一人のアナウンサーとして「新しいことに挑戦する想い」を伺いました。
( Index )
- アニメのナレーションは初挑戦! 声に感情をのせる難しさ
- ytvアナウンサーが声優に! 日本×イタリアの情熱が詰まった5分間
- 20年続けても「飽きない」理由。アナウンサーの仕事は挑戦の連続
- 卒業、入学……セレモニーが重なる「多忙な母」としての本音
アニメのナレーションは初挑戦! 声に感情をのせる難しさ
今回、『ピノ&シノビー』でナレーターを務められましたが、アニメのナレーションはこれまでに経験があったのでしょうか。
『名探偵コナン』の映画に、アナウンサー役で出演したことはあるのですが、ナレーションは初めてでした。『名探偵コナン』のときは、普段の仕事のままの役だったので、役作りもなく自然体に近い感じでできましたが、今回は番組のナレーションともまた違うし、まったく初めての挑戦でした。
作品を拝見しましたが、好奇心旺盛な2人に寄り添う、あたたかな語りかけが非常に印象的でした。
『ピノ&シノビー』のナレーションは、情報を伝える役割だけでなく、セリフで状況を説明したりストーリーを展開していかなければいけませんでした。あくまでナレーションなのでキャラクターではないのですが、2人と一緒に喜んだり、楽しんだり、ときには励ましたり……。とても感情豊かな役でしたね。そこがおもしろくもあり、同時に難しさも感じました。
どんなところに一番悩まれましたか?
感情を声にのせることでしょうか。番組のナレーションなどでは、情報を正確に伝えることを重視してきましたので、言葉や声に自分の感情をのせるというのは初めての経験でした。声色や抑揚を工夫しながら、声に表情をつけていくのは難しい作業でしたね。自分が思っている以上に喜怒哀楽を大げさにしてちょうどいいくらいで、普段の話し方とはまったく違うので最初は違和感もありましたが、少しずつ感覚をつかんでいきました。
ピノとシノビーを見守るような優しいトーンに、聴いている側もほっこりします。
ありがとうございます。最初はお母さんのような気持ちで声を入れていたのですが、途中からもう少し私らしい元気な雰囲気にしてほしいと要望があったので、実は2話、3話と進むにつれ少し変化していくんです。その違いも楽しんでもらえるとおもしろいかもしれません(笑)。

