●伸びはある だが依然として全体の1%未満にとどまる
──折りたたみスマホ。市場でいうとどれぐらいですか?
大嶋 全体に占める販売台数の割合でいうと、2024年が0.58%です。そこから2025年は0.53%になりました。
折りたたみスマホ自体の販売台数は増えています。しかし、それ以上に折りたたみ以外のスマホの販売台数が増え、相対的に比率が下がりました。1%にも満たないので、ニッチな領域と言わざるを得ないでしょうね。
ちなみに、スマホ全体で見ると2025年は前年比120.1%でした。
──購入チャネルはどうでしたか?
大嶋 特筆すべきは、スマホ全体でキャリアフリーでの購入が14.6%にとどまっているのに対して、折りたたみスマホは49.9%と高い点です。
大嶋 この要因については、折りたたみスマホがキャリアの補助に頼らず自己負担で購入できるような高所得層、またはスマホに精通している感度の高い層に偏っていることなどが考えられます。
●比率としては縦折りが多い Galaxy Z Flip7・motorola razr 50がけん引
大嶋 次に、縦折り(フリップ型)と横折り(フォールド型)では、縦折りの方が売れています。比率にして縦折り83.6%、横折り16.4%です。
──縦折りの方が人気なんですね。どんな理由が考えられますか?
大嶋 縦折りの価格帯が10~18万円台と安価で、購買層が広いからでしょう。縦折りが人気なのは、世界的なトレンドとも一致しています。一方で、横折りは構造上、ディスプレーが大きくヒンジも長くなり、コストがかかりやすい。価格は20万円を超えてくるので、結果的に、購買層が限定されやすいと考えられます。
ちなみに、市場をけん引しているのは、Motorola Mobilityのmotorola razr 50(販売台数1位)SamsungのGalaxy Z Flip7(2位)で、両方とも縦折りになっています。

