最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「ウソだろ?」 興収402億『鬼滅の刃』に続く「怪物」の影で… ファンが悲鳴を上げる「スクリーン」の奪い合い

「ウソだろ?」 興収402億『鬼滅の刃』に続く「怪物」の影で… ファンが悲鳴を上げる「スクリーン」の奪い合い


映画館のスクリーンのイメージ(画像:写真AC)

【画像】「マジか」「平日ですよね…」 これが映画館で他作品を圧倒している「バケモノ映画」です(5枚)

大作・良作が次々と登場する一方で…?

 いま、あまりに面白い映画が多すぎて「財布」と「可処分時間」が悲鳴を上げているという方も多いのではないでしょうか。2025年から2026年にかけて、原作つきの劇場アニメでは『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が日本国内で402億円、世界総興収が約1180億円に達し、邦画として歴代1位の記録を打ち立てました。『チェンソーマン レゼ編』も100億円を超え、実写映画では『国宝』が国内興収200億円を突破するなど、社会現象級の熱狂を生む作品が次々と登場しています。

 しかも、これらの大作以外に、非常に良質な映画が次々と上映されています。アニメ『超かぐや姫!』は、当初Netflixでの配信限定作品でしたがSNSによる口コミで瞬(またた)く間に評判が広がり、全国での劇場公開が実現、原作のないオリジナルアニメとしては異例の大ヒットとなり、4月14日時点で興収18億円を突破し、20億円に届かんとする勢いです。

『パリに咲くエトワール』は、『コードギアス 反逆のルルーシュ』などで知られる谷口悟朗監督と『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』など数々の傑作を手掛けてきた脚本家の吉田玲子氏がタッグを組んだ作品で、綿密な考証のもとに作り上げられた物語は多くの人の心をつかみました。

『花緑青が明ける日に(はなろくしょうがあけるひに)』は日仏共同製作の傑作で、『君の名は。』や『この世界の片隅に』にも関わった四宮義俊監督が初めて手掛けた長編映画として、やはり高い評価を得ています。

 しかし、これらの映画を継続上映する映画館はあるものの、すでに終映してしまった映画館も出てきています。

 良質な映画作品を終映に追い込んでいると見られるもののひとつが、「確実なヒットが見込める大作映画」の存在です。


『超かぐや姫!』は、ファンの熱量を受けて全国での劇場上映が実現、高知では「高知県立県民文化ホール」での特別上映が予定されている (C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ

スクリーンが少ない地域では公共施設の活用も

 2026年4月10日(金)から上映されている劇場版第29作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』は、Tジョイ・横浜では公開初日に59回。TOHOシネマズ新宿では44回と、信じがたい数の上映が行われました。公開から3日間で興収は35億円を突破しています。なお、29年前に公開された初代『コナン』劇場版の興収は最終的に約11億円だったため、わずか3日で初代の3倍以上の興収をあげるビッグコンテンツへと成長した形です。

 前述のTジョイ・横浜は、同作の舞台となる横浜ということもあって、ひときわ上映に力を入れているケースですが、ほかの映画館でも、『ハイウェイの堕天使』を1日20回以上まわす一方、公開から時間が経った他の劇場アニメは1日1回のみ、というところが多く、それらの作品ファン層から見れば「稼げる作品に追いやられている」印象を持ってしまうかもしれません。

 人気作にスクリーンを集中させるのは悪いことではありません。大作の稼ぎで映画業界が潤うことにより、オリジナル作品を作る土壌が生まれるためです。ヒットを狙って作った映画が不発に終わることなどよくあります。確実にヒットする作品があるならば、その作品に稼いでもらうことが、映画業界に継続して挑戦する力を与えることになるでしょう。

※本文の一部を修正しました。(2026.4.20 14:25)

配信元: マグミクス

あなたにおすすめ