最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
一緒にいて「楽な人」でいることの3つのデメリット

一緒にいて「楽な人」でいることの3つのデメリット

「一緒にいて楽」でも、深くは知られない

もう1つのデメリットは、関係の深さに関わるものです。

「一緒にいて楽」という評価は魅力的ですが、それだけで深い関係が育つわけではありません。

心理学的には、親密さは単に穏やかであることだけで生まれるのではなく、相手の内面に繰り返し触れられることで深まっていきます。

何に傷つくのか、何を大事にしているのか、何に腹が立つのか、何を本当は望んでいるのか。

そうした内側の情報が見えるからこそ、人は相手を「よく知っている」と感じます。

ところが、「楽な人」は、自分の内面をあまり表に出しません。

ネガティブな感情を見せず、強い希望もあまり押し出さず、相手に合わせることで関係を滑らかに保とうとします。

すると相手は、その人に合わせて調整する機会をあまり持てなくなります。

結果として、表面上はうまくいっていても、互いの内側が十分に共有されず、親密さは浅いままです。

ここまでで、「楽な人」でいることの3つのデメリットを考えてきました。

結局のところ、大切なのは「楽であること」そのものではありません。

相手に合わせる力を持ちながらも、自分の感情や希望を必要な場面できちんと見せられることです。

楽なパートナーでいることは長所ですが、それだけに頼りすぎると、自分自身も、関係そのものも、少しずつ薄くなってしまうのかもしれません。

参考文献

3 Downsides of Being the “Easy” Partner
https://www.psychologytoday.com/us/blog/social-instincts/202604/3-downsides-of-being-the-easy-partner

元論文

Self-concept Clarity and Subjective Well-Being: Disentangling Within- and Between-Person Associations
https://doi.org/10.1007/s10902-023-00646-2

The social costs of emotional suppression: A prospective study of the transition to college.
https://psycnet.apa.org/doi/10.1037/a0014755

ライター

矢黒尚人: ロボットやドローンといった未来技術に強い関心あり。材料工学の観点から新しい可能性を探ることが好きです。趣味は筋トレで、日々のトレーニングを通じて心身のバランスを整えています。

編集者

ナゾロジー 編集部

配信元: ナゾロジー

提供元

プロフィール画像

ナゾロジー

ナゾロジーはkusuguru株式会社が運営する科学情報サイトです。読者をワクワクさせ、科学好きな人を増やすことを理念に運営しています。 現在、世界はたくさんの便利なテクノロジーによって支えられています。しかし、その背景にある科学の原理や法則を知る機会はあまりありません。 身近に潜む科学現象からちょっと難しい最先端の研究まで、その原理や面白さを分かりやすく伝えられるようにニュースを発信していきます。

あなたにおすすめ