・強くプレスしていないパニーニ
注文したのは「スピナッチ」(税込590円)と「プロシュート」(税込490円)、それにドリンクは「アーモンドミルクラッテ」(Mサイズ税込680円)の3品である。
パニーニというと、日本では薄いパンに具材を挟んで焼き目をつけたホットサンドのようなものを想像しがち。実際私もそれがパニーニだと思っていたのだが、本場の味に忠実なここのものは薄くない。結構分厚く、しかも強くプレスされていない。
形状も私の知るものと異なり、かなり大きい。いつも目にするパニーニは「軽食」という向きが強いが、実はイタリアでは「食事」と考えられているため、それに習って1個のサイズが大きいようだ。
・スピナッチは絶品
まずはプロシュートから。パカっと開くと、生ハムとモッツァレラチーズが顔を出す。食べると、生ハムの塩気とチーズのまろやかさが焼き上げたパンと合わさって美味い。
「リュスティック」と呼ばれるパンは、表面が硬く噛み応えがあり、ハムの塩気との相性はバツグン。噛むごとにパンとハムの旨味が口に広がる。
続いてスピナッチを手に取る。中にはほうれん草・ベーコン・きのこなどをマヨネーズソースで和えた自家製フィリングがギッシリと詰め込まれている。
大きな口を開けてガブリと噛みつくと、プロシュートとはまた違ったベクトルの旨味が口の中に押し寄せてくる。ほうれん草の旨味とコク深いマヨソース、そしてほのかに香るバターの風味。それらが黒胡麻入りのパンと一体化している。
これはプロシュートを凌ぐウマさ。ほうれん草がここまで立派に主役を張れるなんて知らなかった。繰り返し食べたくなる美味しさで、人気商品なのも納得。忘れた頃にまた食べたくなる “良いクセ” がある。
「ハーブスのケーキは好きだけど、アンティコカフェは利用したことがない」という人は多いはず。もったいないことをしているかもしれないので、ぜひ次に見かけた時は、だまされたと思ってスピナッチのパニーニにかぶりついてみてほしい。パニーニの概念が変わるかもしれないぞ。
