リッチな旅を楽しませてくれる車内空間
全4両での運行になる「GRAN 天空」は、車両ごとにデザインが異なるのもポイント。リクライニングできるリラックスシートを配した1号車は24席。2+1の3列シートとなっています。
天井には沿線の工芸品や歴史を感じられるイラストも。シートには沿線の植物がデザインされているほか、ゆったりとした座り心地も魅力です。
入った瞬間から「明るい!」と思わせてくれる2号車。窓からの景色を楽しめるワイドビューシートを設置しています。片側はベンチシート、もう片側は2人用のテーブルが用意されています。
3号車は乗客全員が利用可能なロビーラウンジ。電車の中とは思えない、リッチでゴージャスな空間となっています。フロア中央のエンブレムは、車両先頭のものと同じデザインです。カウンター横のレンガは、かつて難波駅で使われていたものとのことです。
パウダールームの手洗い鉢とプレートには、江戸時代から300年以上続く伝統工芸品「大阪浪華錫器(おおさかなにわすずき)」を使用 。プレートには御堂筋のイチョウ並木の落ち葉がデザインされています。
さらに3号車では軽食やお土産などの販売も実施。大阪の名店のメニューが楽しめるほか、「GRAN 天空」のオリジナルアイテムも購入できます。
約100年ぶりの復活! ゴージャスな食事メニューに注目
南海電鉄は、日本の私鉄として1906(明治39)年、先駆的に食堂車を導入しました。当時、世間で話題を呼びましたが、それ以降食堂車の運行はありませんでした。そのDNAを「GRAN 天空」の4号車が受け継いでいます。座席数は16席(最大4人掛けのソファ席が4つ)。ゆったりと食事を楽しむことができます。
4号車にも大阪の伝統工芸品を使用。パーテーションには職人が手作業で織り上げる『真田紐(さなだひも)』、ドアのデザインは「大阪欄間(おおさからんま)」の組子細工を取り入れるなど、細部にわたってこだわりが詰められています 。
メニューは3種類を用意。モーニング、ランチ、アフタヌーンティーとも、泉州、南河内、和歌山の旬の食材を使用しています。監修は南海電鉄沿線に店舗を構えるレストラン「Genji(ゲンジ)」の元川篤シェフが担当 。今後は季節ごとに新メニューの提供も予定されているとのことです。

