ピン芸人・まちゃまちゃの芸歴30周年記念公演が、本人の50才の誕生日である5月7日(木)に東京・Zepp Shnjukuで開催されます。『まちゃまちゃ30年祭&生誕祭「独身披露宴」』と題された公演には、交流のある氣志團や怒髪天、ギターウルフ、ピーズ、ニューロティカといった豪華アーティストも集結予定です。そんなまちゃまちゃが、今回のイベントにかける意気込みや、節目を迎える心境、今後の目標についてたっぷりと語ってくれました。

自分の足で稼いだ“豪華出演者”
――芸歴30周年と、少し早いですが、50歳の誕生日おめでとうございます。今回の『独身披露宴』開催の経緯を教えてください。
10年前、芸歴20周年を迎えた年に『20才祭』っていうのをやったんですけど、そのときと同様、今回も自分へのご褒美として開催したいと思いました。そのときは新宿LOFTが会場だったんですけど、チケットが即完だったので、次はもっとキャパが大きいところでやってほしいっていう声が多くて、今回はZepp Shinjukuをおさえてもらいました。
『20才祭』のときは、出演してほしいアーティストさんたちに、1年前には声かけできていたんですけど、今回はマネージャーから「来年30周年ですよね」って言われてからドタバタ準備を始めて……。でも、奇跡的に20周年イベントに駆けつけてくれた先輩や愉快な仲間たち、全員のスケジュールOKがもらえたので、「これはもういくしかない」という感じになりました。
――出演アーティストの皆さんの反応はどうでしたか?
最初は、全国ツアーが始まる氣志團のスケジュールを知りたくて、一緒にトークライヴをしている彼らの弟分でもある微熱DANJI・錦織純平さんにこっそり確認したんです。そうしたら空いてるっていうので、すぐに綾小路(翔)さんに連絡をしたら、「おお、もちろん」と。それから怒髪天のライブに行ってお願いしたら、ちょうど空いてるって言ってもらって……。

――まちゃまちゃさんが直接交渉したんですか?
古いタイプの人間なので、自分の足で稼がないとって思っちゃうんですよ。だから、20周年のときも、同じように自分でお願いしに行きました。ニューロティカのあっちゃん(ATSUSHI)、ピーズはライヴ終演後みなさんにお訊ねしてギターウルフはちょうど海外へ行っていたので、セイジさんにLINEを送って、それぞれお願いしました。
人生の節目のイベントなので、本当に結婚披露宴に誘うがごとくでしたけど、そういう節目のお祝いごとに二つ返事をしてくれる方々といいますか、いてくれてよかったなと思う人ばかりで。決して楽しいだけの吉本人生ではなかったし、「このクソ野郎!」って思うことも多かったですけど、そんなときに、この方たちの音楽に救われてきたんです。
――どんなイベントになるのでしょう?
もう人生で披露宴をやる機会はないなと思って『独身披露宴』にしたんですけど、私が1日、バンドの皆さんのパフォーマンスの合間に出てきてMCをやったり、“おしゃしゃ”全開です。“披露宴”と銘打ったコントといえばコント。
でも、もしも本当に披露宴をやる機会があったら、絶対に来てほしい人、やってほしいことを、全部実現するつもりです。ニューロティカの歌(『嘘になっちまうぜ』)の歌詞にあるように、やりたいことをやらないと嘘になっちまうんで。
話せることがいっぱいある芸人人生
――30年を振り返って、いかがですか?
たいして成長もせずに、30年間ダラダラ芸人を名乗り続けてきたという感じですかね。ギュッとしたら1カ月くらいになるんじゃねぇかなって(笑)。華やかなテレビの世界で活躍し続けてきたわけではないですけど、話せることがいっぱいある芸人人生ではありますね。続けていてよかったとは思います。
いろんなことがあったけど、1日でも納得した日はないです。めちゃくちゃウケたり、「あれ、面白かったよ」って言ってもらっても、「あのとき、もっとこうしていたらな」とか、ひな壇で「これ言えばよかったな」とか、ヘンに神経質なので落ち込んじゃうんです(笑)。その繰り返し。やっているときは楽しいんですけどね。
でも、納得したら、納得できたって辞めちゃう気もするので、納得できないまま、ヘラヘラと30年続けてこられたのかなと思います。
同級生たちが幸せな結婚をして、家を建てていたりするのを見ると「あぁ……」ってなりますけど、彼らは彼らで「まーちゃん(まちゃまちゃ)、いいな」って言いますし、何が幸せかなんてわからないですよね。でも、中学生のときに夢中で聞いていたバンドや、芸人としてキツイ時に聴いていたバンドの皆さんが自分の誕生日をお祝いしてくれるなんて、しあわせ以外の何ものでもない。超ハッピーです。
しかも、ゴールデンウィーク直後でないがしろにされがちな私の誕生日を、中学時代に唯一、お祝いしてくれたのが(中学の同級生の)綾小路さんで。チョコレートの空き箱に「おめでとう」って書いて机の上に置いてくれたのがめちゃくちゃ嬉しくて、忘れらんないんです。だから、誕生日イベントに出てもらえるのは感慨深いです。
