先輩のペナルティや同世代の女性芸人が支え
――まちゃまちゃさんはオーディションで吉本入りしているので、NSC(吉本総合芸能学院)出身の芸人さんたちのような同期はいませんね。
そうなんです。デビューしたばかりのころは、芸人同士がギスギスしていて、仲良くなるのがいいのか迷っていたところもありました。でも同期同士、一緒に遊びに行ったエピソードを話していたり、仲が良さそうなのを見ると羨ましかったですね。
そんななかでも、直系の先輩のモリマン(ホルスタイン・モリ夫、種馬マン)さんや、後に名古屋から上京してくるボルサリーノ(関好江、山田真佐美)さん、後輩の椿鬼奴、森三中(黒沢かずこ、村上知子、大島美幸)とはずっと仲がいいです。
芸人には、先輩がおごる文化があるんですけど、不遇な私がいちばんの年長者なので、森三中が「割り勘にしましょう!」って芸人ルールをソフトにしてくれたり、黒沢さんがいろいろな人とつなげてくれたりして、感謝しています。むーさん(村上)の「まちゃさんがセクハラをスポーツに変えてくれた」はアタシのなかで名言です(笑)。
――これまでに芸人をやめようと思ったことはないですか?
芸人ではなくて、吉本を辞めようと思ったことはあったかな。劇場のレギュラーから落ちて、また3カ月をかけてゴングショーを勝ち抜かないといけないという時期があったんですよ。この間はゴングショー以外の仕事がなくなって。
しかもそのころ、月に1回、ペナルティ(ワッキー、ヒデ)さんのイベントに出してもらっていたんですけど、レギュラーでもない自分がペナさんの人気イベントには出られない。作家に「吉本を辞めるかもしれない」って、けっこう本気で相談をしていたんです。
そうしたら、それを作家から相談されたヒデさんが、「高円寺にいるから、ゴハンどう?」って電話をくれて。ちょうどそのとき、ロケの仕事中だったので、「すみません、横浜でロケ中で……」ってお断りしたら、「ロケ? ロケなの?」って、私が仕事をしていることに声を弾ませていたんです。「また誘うよ」って、それから二度と電話はかかってこなかったんですけど(笑)。
脇田(ワッキー)さんもルミネ(theよしもと)で会ったら、「まちゃ、聞いたぞ」って。「俺、今、希望の光が見えているから、そこがいけたら、おまえを引っ張るからな!」って言ってくれたんです。
私が高校生のときに、吉本に入るために受けたオーディションのMCが実はペナさんで、そんな2人が10年経っても、私をまだ妹みたいに気にかけてくれていることがすごく嬉しくて。そこで辞めるのを思いとどまったら、『エンタの神様』(日本テレビ)に1年がかりでやっと出演することができたんです。

予想していた50歳よりかなり元気!
――40周年に向けたこれからの10年はどうなると思いますか?
変われる気がしないし、変わるつもりが芽生えないというところまできちゃっているので、このままだと思います。このままでいたいとかではなく、このままになっちゃっているという感じで、あっという間の10年でしょうね。
――最後に、FANYマガジンの読者へメッセージをお願いします!
『20才祭』のときに「デカいところで」って言われて大きな会場を抑えたのに、スタンディング席の売れ行きが伸び悩んでいます! 見るファンも、演る出演者も、企てた人も、全員いい年齢かと思います(笑)。
でも、10代のころに予想していた50歳より、いまかなり元気! こんなに元気で、こんなにでっけぇところでやれるのは、最後になっちまうかもしれません。一世一代の大イベント、腰や膝が痛くても、公演中に屈伸とかしていいので、ぜひ来てください。
また最近、YouTubeとかにも出してもらうようになって、いいコメントもたくさんもらっていると聞いています。若い世代は、スマホの中の私しか見ていないという人も多いと思うので、生身の私を見に来てください。あなたのお母さん世代が、こんな感じに頑張っているので!

まちゃまちゃの母親がやっていた「パール美容室」のロゴをあしらった手ぬぐいなど、グッズも盛りだくさん。5月7日(木)はGW気分を延長し、笑いと音楽を存分に堪能するために新宿へ!