ノイズキャンセリングは日常の疲れを減らす
音質の違いはごくわずかだが、ノイズキャンセリングについては、もっとはっきりと性能が向上していることがわかる。通勤電車など、周囲のノイズをできる限り下げたいようなシチュエーションでは、AirPods Maxの威力は大きい。 周囲の雑音がググッと下がるので、あまり音量を上げなくても音楽を楽しめるというのもメリットだ。

都心に取材に行く時に何度か使ってみたが、往復の電車のストレスが大きく減るという印象だ。 毎日混雑した電車で長時間通勤している方だと、このメリットは大きいだろう。
一方、他のメーカーのノイズキャンセリングヘッドフォンとは違い、ノイズキャンセルの効きの強さのリニアな調整はできず、オンオフのみ。効きが非常に強く、オンにすると雑踏を歩いたりするのは、少し怖いぐらいなので、半分だけ効かせるというようなことができればいいのになと思う。
外部音取り込みモードも便利だが、AirPodsシリーズの外部音取り込みは、外の音をマイクで取り込み、ヘッドフォン内部でスピーカーの音として再生する方式なので、少し作為を感じる。当たり前のことかもしれないが、自然に外の音が聞きたい人なら、ShokzのOpenFit Proのようなイヤフォンの方がおすすめだ。
飛行機での利用も大変効果的
さらに、ヨーロッパへの出張の飛行機の中でも使ってみた。 飛行機の中の音は、100デシベルを超えており、実はかなり疲労のもとになっている。 AirPods Max 2を使うと、飛行機の轟音をグッと下げられるので、疲れを低減することができた。これは必需品だと言えるかもしれない。ただし、少々重さはあるし、持ち運びに嵩張るのが面倒ではあるが。
筆者は、家ではスピーカーで音楽を聴くし、在宅なので通勤はない。また、出張時はパソコンやカメラなどの荷物が非常に多いので、この高価で重いヘッドフォンを持ち歩くのは少々気を遣う。
というわけで、筆者の日常だとなかなか使うタイミングが難しいのだけれども、今回のAirPods Max 2は、わざわざ使う時間を作ってでも欲しいと思うヘッドフォンだった。
(村上タクタ)