・インドネシア人に話を聞いてみた
なお、裏の原材料を見てみたところ、緑茶エキスが入っているようだ。原産国はインドネシアなので、どうやらインドネシアの商品のようである。
インドネシアで「りょくちゃ」と言えばこれが普通なのだろうか? なにせ大塚のミャンマー・アジア食料品店で入手したものゆえ、現地では飛び道具的な商品である可能性も否定できない。そこで生粋のインドネシア人である当サイトのアキル記者に本商品について聞いてみたところ……
アキル記者「『Nü green tea』はどこにでもあるくらい有名ですよ! ペットボトル茶の中で高い部類に入りますが(他の商品は4000ルピアぐらい、こちらは6000ルピア)全部すごく甘いですよ」
──日本人的には緑茶って渋みなんだけど、渋みのあるお茶ってないの?
アキル記者「あるにはありますが、全部日本から輸入した物ばかりですね。麦茶だったり、烏龍茶だったり。でも値段が高いし(日本と同じ価格、インドネシアだったらそれでご飯一食分食べれます)、インドネシアの舌には合わないのでそこまで飲まれてないです。
インドネシアのお茶で渋みのあるペットボトル茶は無いですね。砂糖無しの紅茶ならレストランとか食堂で頼めるんですけど、ペットボトルは無いと思います。インドネシアでは、ペットボトルのアイスティーといえばこういった甘ったるいモノが主流で、紅茶でも緑茶でも変わりません」
──とのことだった。どうやら、インドネシアの緑茶はこの味ということで間違いないようである。
インドのカレーと日本のカレー以上に違った日本の緑茶とインドネシアの「りょくちゃ」。ガラパゴス進化めいたものを感じたけれど、農林水産省によると、日本の緑茶の発祥は平安時代に遣唐使が唐から持ち帰ったことが由来とされている。つまり、どちらがガラパゴスかは分からない。あるいはどちらもか。
「和の心」と呼ばれるほど疑いようのない存在となっている日本の緑茶だが、進む道が違えば緑じゃなかったかもしれない──そう考えると、ルートが分岐した未来みたいな面白みがある。緑茶で感じる世界線のズレ。飲めば飲むほど文化の違いを感じたのであった。
・今回紹介した店舗の情報
店名 MM-Mart 北大塚店
住所 東京都豊島区北大塚3丁目32−3
営業時間 11:00~24:00
定休日 無休
