5. 仲村の「骨汁」
那覇市から頑張れば歩いて行けなくもない距離の浦添市。その住宅地にひっそりとあるのが精肉店「お肉の店 仲村」。店名のとおり、ここはお肉屋さんなのだが、実はお肉を売りつつ、店舗の一部を食堂化してて、沖縄そばを食べることができる。
那覇市の中心部からバスで行くと10分くらいで、「仲西」のバス停で降りればすぐの場所にお店がある。店内に入るとお肉売り場がある。お肉屋さんなので当然だ。沖縄県産の豚肉、鶏肉、牛タン、レバー、いろいろある。ウチナガニー、グーヤーマジ、ヒサガー、豚足、いろいろある。冷蔵、冷凍、いろいろあります。ヤギ肉も買えるので便利だ。
お肉屋さんの店内に作られた飲食スペースに座わってメニューを見てみると、そこにはさまざまな種類の沖縄そばが並んでいた。ソーキそば、三枚肉そば、てびちそば、お肉屋そば、カレーそばなどなど。ご飯ものとしてソーキ丼や三枚肉丼などもある。
ここの人気メニューは骨汁。実はこの骨汁、毎日数量限定で販売している奉仕メニュー的なもの。お腹いっぱいになって欲しいというお店の良心から生まれたものらしい。ということで骨汁を注文。
注文から数分でやってきた骨汁は、骨付き豚肉が山のように丼に盛られていた。定食なのでライスと豚肉たっぷりの油味噌が添えられている。骨汁にはレタス、人参、豆腐など、野菜もたっぷり。汁も丼からこぼれるほど注がれている。
箸で骨をつかむと、ズッシリと重量感。非常に食べにくい。ティッシュをテーブルに置いて、手を拭きつつ手づかみで食べるのがベター。常連さんのほとんどがそうしている。レタスとか人参とかは箸で食べ、骨は手づかみ。それを交互に繰り返しながら食べ進める。
骨、心からジーンとくるほどウマイ。いっさいの臭みはなく、あるのは豚肉から溢れるジューシーな旨味。豚肉は簡単に崩れ落ちるほど柔らかくて、ときおり感じる軟骨っぽい食感もたまらなく良き。味付けが調味料に頼りすぎてないのも感じる。
この骨汁の骨付き豚肉だが、沖縄そばの出汁をとるために使われたもので、じっくり時間をかけて煮込まれたことや、出汁とともにもう一度煮込むなどの仕込みをしているそうなので、本来の美味しさからさらに旨味が増しているのではないかと思われる。
このお店はブタを厳選して一頭買いしているという。そもそも豚肉の質自体が良いもの。あぁ~、いいもん食ってるなァ~。と心から幸せを感じられる。ちなみに、骨付き豚肉を食べつつ、油味噌をのせたライスをガツガツ食べると絶品。骨付き肉は豚肉だし、かつおだしの骨汁スープにも豚肉エキスが染み出ているし、油味噌も豚肉、すべてが豚肉テイストなので、相性が良いのは当然といえる。
「仲村」(沖縄県浦添市仲西1-19-5)
6. 糸数商店の「ラー油」
名物のひとつに石垣島ラー油がある。複数の石垣島ラー油があらゆる企業から販売されているが、島民がイチオシする石垣島ラー油が「さだおばーの島ラー油」だ。なかには「石垣島でもっとも美味しいラー油」と絶賛している人もいるほど。
「さだおばーの島ラー油」は生産数がとても少なく、そして販売している場所が限られているため、他の石垣島ラー油よりも入手が難しい。そもそも「さだおばーの島ラー油」は、さだおばあちゃんが独自のレシピで手作りしたもので希少。
その独自レシピには、他の石垣島ラー油には含まれていない、数々の野草が使用されている。まさに、さだおばあちゃんだけの石垣島ラー油なのだ。なにより感動するほど美味。この「さだおばーの島ラー油」には、島唐辛子、食用油、ごま油、ゴマ、山椒、ノニ、ウコン、グァバ、長命草、ニガナ、しょうが、野草酵素蜜、南高ウメ蜜、乾燥シジミ、ゲットウ、モリンガ、ウイキョウ、桑、ニンニク、などが入っている。
ちなみに「糸数商店」には手作りの味噌や他の調味料も多数販売されている。つまり知られざるグルメの宝庫。石垣島の中心部からクルマで40分ほど北上した場所に糸数商店がある。その先には観光地となっている石垣島最北端の平久保崎灯台があるので、そこに向かう途中に立ち寄ると良いかもしれない。
「糸数商店」(沖縄県石垣市字伊原間26)
7. バニラデリの「石垣牛のモザレラチーズバーガー」
石垣島に行ったら魚介類を楽しみたい。誰もが思う事であり、誰もが魚介を楽しむと思うが、石垣島に行ったら魚介とともに肉を堪能してほしい。そう、石垣牛の肉を。
石垣牛は脂分が多すぎず、それでいて旨味(甘味)濃厚。口当たりがサッパリしているので、たくさん食べても飽きないのが特徴と言われている。赤身が柔らかく上質なのは言うまでもない。
そんな石垣牛を使用した贅沢なハンバーガーが「バニラデリ」で堪能できる。その名もモザレラチーズバーガー。そう、ただでさえ美味な石垣牛のビーフパティに北海道産のモッツァレラチーズを「これでもかっ!!」というくらいふんだんにサンドしたハンバーガーだ。
石垣島なのに北海道産のチーズを使用している点が、プライドより旨さを追求している感があって好感が持てる。実際に注文したのだが、本当にチーズたっぷり。あまりにもチーズをガッツリ使っているため、チーズが融解してマグマの如くハンバーガー内部から溢れ出ている。
しかもこのモザレラチーズバーガーはダブルパティ。そう、石垣牛のビーフパティを2枚もサンドしているのだ。1枚でも極厚である。それを2枚サンドし、さらにパティとパティの間にもチーズをサンド。まさに肉とチーズの最強マリアージュここにあり。
「バニラデリ」(沖縄県石垣市石垣12-2)
8. ピザパルコの「ピザ」
もし石垣島に行くのであれば、ぜひともオススメしたい持ち帰り料理が「ピザパルコ」のピザと、「たましろ鮮魚店」の刺身。そう断言している人もいるほど、ピザパルコは石垣民に愛されている。とにかく安くてウマイ! ほかに言うことなし。安くてウマイ以外に言うことなし。大切なことだから二回言った。
しかし、石垣島以外にもピザパルコは存在する。店舗が増え、沖縄市、宜野湾市、浦添市など、複数の地域で食べられるようになった。2026年現在、持ち帰りだけでなく、店内で食事ができるダイナータイプの店舗も存在する。
沖縄の沖縄料理はウマイが、あえて現地人が愛するピザを食べるのも楽しい。少なくとも沖縄以外では食べられないのだから、ある意味、沖縄名物だ。
「ピザパルコ 石垣ダイナー店」(沖縄県石垣市字石垣270-6)
9. メキシコの「タコス」
あまりにも惹きつける魅力が強すぎる。ビジュアル、食べ方、その味、すべてにおいて魅力的すぎる。「タコス専門店メキシコ」のタコスことだ。もともとは宜野湾市に店舗があったが、現在は中頭郡北谷町北谷で営業している。
ここのタコス、とにかく薫りが良くて、香ばしくカリッと仕上げられつつもエキスたっぷりの生地がたまらなく美味。自分でトマトソースをタコスにかけて食べるのだが、かける作業すらご褒美に思えてくるほど楽しい気分にさせられる。
茶褐色のタコスのビジュアルが良すぎるからだろうか。いまからこれを食べると思うと、ワクワクするのである。少なくとも4つは食べたい。一つでも食べれば、もっと食べたくなるはずだ。
「メキシコ 北谷店」(沖縄県中頭郡北谷町北谷1-12-10)
10. A&W牧港店
米津玄師さんのハンバーガーレストランがインターネット上で話題となっている。彼のミュージックビデオ『さよーならまたいつか!』の舞台となった店舗である。
その店舗は「A&W牧港店」(沖縄県浦添市牧港4-9-1)。ミュージックビデオを観てみると、あらくれ者たちが店舗を破壊するなか、静かに着席しながら歌をうたう米津玄師さんの姿があった。まるで暴動でも発生したかのような描写で、パトカーや救急車らしきクルマも登場。なかなかカオスである。
那覇空港からクルマで20~25分くらい。けっこう広い敷地にある店舗で、アメリカンな雰囲気。駐車しながらオーダーができるシステムも導入されててイカス。米津玄師さんのファンなのかどうかは不明だが、店舗の前では女子らがキメ顔で記念撮影していたので、観光スポットになっているのは間違いない。
A&Wのメニューはどれもボリュームがあってウマそう。店舗限定のプルドポークやキーマカレーのセットがあるそうな。今回は定番のThe A&Wバーガーと、ポテトチップスタイプのフライドポテトと、じゃがいもをパウダーにしてから仕上げたスーパーフライをオーダー。
ウッホ♪ ホームメイドのポテトチップスが激しくウマイ。かなりカリカリサクサクで、薄切りなのにハードな硬さなのが食感的にイイ。The A&Wバーガーはかなりジューシー。ビーフ、トマト、レタス、オニオンフライ、濃厚クリームチーズ、黒糖ペッパーポークがバンズとバンズにサンドされていて、食べると広がる食材と食材の融合ハーモニー。うまい。
スーパーフライは超モチモチだけど、餅ほどモチモチではなく、内部フワモチ! 表面カリカリ! バーガーを食べつつ、ポテトを食べつつ、名物のルートビアをゴキュゴキュと飲む。しかもルートビアは飲み放題。いいぞ!
やっぱり『A&W』はステキだ。特に複数のフライドポテトがあるのがステキ。クリンクルカットのフライドポテトや、くるくる渦巻いたカーリーフライも美味。いろんなポテトを食べながらルートビアを楽しむ。最高の時間すぎないか?
特に『A&W牧港店』は雰囲気もバッチリ。この店舗は米津玄師さんの聖地として、これからも注目され続けるはず。ハンバーガー好きや米津玄師さんのファンは行くべき店舗なのは間違いない。
11. とうふの比嘉の「ゆし豆腐」
食べるか、ゆし豆腐。ということで、ゆし豆腐がおいしいお店をご紹介したい。沖縄県にはゆし豆腐がおいしい飲食店がたくさんあるが、なかでもオススメしたいのが「とうふの比嘉」のゆし豆腐と、ゆし豆腐を使用した料理の数々。
畑を歩いて行くと、ポツンと現れる店舗。オープンテラスと言っても過言ではない店内。悠久の風を感じながらゆったりとした雰囲気のなか、ゆし豆腐が堪能できる。オススメはゆし豆腐のそば。
たっぷりとゆし豆腐が浮かぶどんぶりの底には、これまた、たっぷりのそばが沈んでいる。ダシがきいてるのはもちろんのこと、その旨味の繊細さが極まってて絶品。限りなくバランスが取れた旨味汁に浮かぶゆし豆腐。ほろほろと崩れて隙間に旨味が浸透。味覚の幸せを呼ぶ。
心からおいしいゆし豆腐が堪能できる『とうふの比嘉』。きっと、くりまんじゅうが食べたゆし豆腐も、かなり美味しかったに違いない。わかる、わかるぞ、確かに『とうふの比嘉』のゆし豆腐食べると元気になるもの。ちなみに、ゆし豆腐はスーパーでも買えるので、それを食べても美味。うまい、うますぎる。
「とうふの比嘉」(沖縄県石垣市字石垣570)
12. オキコパンの「ゼブラパン」
売り切れるほど人気のゼブラバン。沖縄に行ったらみんな買っちゃうから売り切れる。ゼブラバンの魅力はモフモフ感。言うなれば、高級な羽毛布団を掴んでいる感じ。それくらいモフモフ。それでいいて味もイイ感じ。モフモフをちぎって食べると、モフモフからピーナッツの粒子とピーナッツクリームの香ばしさと甘さが溢れる。
たまらない甘味。そこで理解する。これは沖縄に行ったらゼブラバン食べなきゃダメだと。沖縄はゼブラバン、もしくはゼブラパンは沖縄だと理解する。旅から帰って友人や家族と食べてもイイ。とにかくこの味は知るべき。
ゼブラバン、実はかなりデカい。一人で食べると、これ一個で食事終了するレベル。なので仲間たちと分け合って食べることをオススメする。沖縄で仲間たちと分け合って食べるべき。でも自分一人だけならば、朝半分食べて、昼に残りを食べるとベスト。旅から帰って友人や家族と食べてもイイ。ちなみにミルクとかミルクティーとかカフェオレと相性がいい
ゼブラバンはコンビニやスーパーで買えるが、那覇空港でも買うことができる。「沖縄に行ったのにゼブラバン食べてないの!?」とか言われないために、絶対に忘れずに買ってほしい。ちなみにミルクとかミルクティーとかカフェオレと相性がいい。うまい、うますぎる。
10選のはずが、12選になってしまったが、それだけ美味しくてドハマリするお店やスポットなのは間違いない。
<実際に行って感動したゴールデンウイークに行きたい沖縄グルメと絶景12選>
1. マイハウスの「ステーキ」
2. 泊いゆまちの「刺身」
3. 山原そばの「沖縄そば」
4. なかむら屋の「フーチバーソバ」
5. 仲村の「骨汁」
6. 糸数商店の「ラー油」
7. バニラデリの「石垣牛のモザレラチーズバーガー」
8. ピザパルコの「ピザ」
9. メキシコの「タコス」
10. A&W牧港店
11. とうふの比嘉の「ゆし豆腐」
12. オキコパンの「ゼブラパン」
沖縄は良いところ! 今後も都道府県の素晴らしい場をお伝えしていきたい
今回は「実際に行って感動したゴールデンウイークに行きたい沖縄グルメと絶景10選」と題して沖縄のグルメや観光スポットをお伝えしてきた。最終的に12選になったが……。
皆さんが行ったことがある場所や、行きたいと思った場所はあっただろうか。今後も、都道府県の素晴らしい場をお伝えしていきたいと思う。沖縄はいいぞ!
沖縄に行ったのに食べてないの? って言われることあるよね。沖縄に行ったのに沖縄そば食べてないの!? とか、沖縄に行ったのにルートビア飲んでないの? とか、そういうのあるよね。うるせえええええええええええええええ!! 自分が食いたいモンを食うんじゃゴルァアアア!! って思うよな!… pic.twitter.com/400lpfGIK0— クドウ秘境メシ (@kudo_pon) May 1, 2026
(執筆者: クドウ秘境メシ)
