巨大塩おむすびを握るナズナの気持ちに注目
映画の中に散りばめられたキーポイントを紐解いていきます。綾瀬さんが気になったものはありますか?
綾瀬:
ナズナが作る塩おむすびなんですけど。なぜあの塩おむすびなのかなっていうのが気になっています。
石井:
信介さんが塩むすびが好きだっていうところがもちろんあるんですが、日々を一生懸命生きようとする人を応援したいっていう気持ちが、きっとナズナにあったんだろうなと思って、なるべくお腹いっぱい食べてほしいということで、塩むすびを出すことにしたんです。
実はTV番組の『オモウマい店』(中京テレビ)を参考にました。あの番組では本当に嘘だろっていうぐらい大きいものが出てくるんですよ。それを作品にも取り入れました。
最後の仏壇のシーンでも、ご飯が備えられてんですけど、あれもてんこ盛りでしたね。(美術さんが)ナズナはこういう人だって言って。おもしろい表現だなと思いました。
食べたいものを食べることが元気の秘訣!
ここからは会場の皆様からもお二人へのご質問をお伺いいたします。
(観覧者からの質問)
石井監督と綾瀬さんの好きなおにぎりの具を教えてください。
綾瀬:
選びがちなのは「梅」です。朝におにぎり出ることが多いので、酸味を感じてみたいみたいな(笑)。
石井:
……シャケですかね? (その心は? と問われ) これ、膨らみますかね?(笑)。
綾瀬:
(シャケは)タンパク質も採れていいですよね!
ほかにご質問のある方いらっしゃいますでしょうか?
(観覧者からの質問)
ナズナさんは明るくて、1日1日を大事にということを大切にされてたと思うんですけど、綾瀬さんは何か日々を生きる上で大事にされてることはありますか? また、ラブレターを渡した、またはもらったことはありますか?
綾瀬:
食べたいものを食べるっていうのは元気になりますね! ラブレターというか、感謝の手紙を書いたりもらったりしたことはあります。でもやっぱり、書いたものよりもいただいたものの方が、すごい印象に残ります。
石井:
俳優さんへ脚本を見せる時は、それがラブレターなのかなっていう。特に今回は、綾瀬さんに途中からどうしても出てもらいたくて、(脚本を)書き直しました。ナズナのキャラクターは、綾瀬さんに演じてほしくて書いたキャラクターなんです。
綾瀬:
まさにラブレターですね!嬉しいです!
最後にもう一問だけ伺わせていただきたいと思います。
(観覧者からの質問)
綾瀬さんにご質問ですが、どのシーン、どのシチュエーションに一番思い入れがあるのか教えてください。
綾瀬:
病気を告白するシーンはこだわりました。これまでナズナが秘めていた思いがあふれ出ちゃうっていうところだったんですが、どのぐらいの感情が出るのかっていうのを監督と細かく相談しながら撮影したのが印象に残ってますね。

