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400万円のドローンvs6億4000万円の迎撃ミサイル…イランとウクライナで起きている「安全保障の新常識」

400万円のドローンvs6億4000万円の迎撃ミサイル…イランとウクライナで起きている「安全保障の新常識」

「飽和攻撃」——大量のドローンで防衛網を食い破る戦術

この戦術の本質は「飽和」にある。弾道ミサイルを本命の攻撃とした場合、ドローンを数百機規模で同時に飛来させることで防空レーダーを混乱させ、本命のミサイルが防衛網を突破しやすくなる。

低コストのドローンと高コストの弾道ミサイルを組み合わせた「複合攻撃」は、ウクライナ戦争でロシアも多用してきた手法だ。

ロシアは2025年6月以降、ウクライナに対して週1000機規模のドローンを投入した記録もある(地経学研究所調査)。安価な偽ドローン(囮)と本物の自爆ドローンを混在させることで、ウクライナ防空部隊はどれを撃墜すべきかの判断を常に強いられ、精神的・資源的な消耗が続いた。

【関連】北朝鮮が飛行距離1000キロ超の「自爆型ドローン」を開発 狙いは韓国と日本か

ウクライナの反撃——「117機」で「1兆円」を奪う逆転の一撃

消耗戦を強いられるウクライナも、同じ論理で反撃に出た。2025年6月の「クモの巣作戦」では、わずか117機の比較的安価なドローンで、ロシアの空軍基地に壊滅的打撃を与えた。

ウクライナ政府はロシアの長距離爆撃機41機が攻撃を受け、推計70億ドル(約1兆円)の損害を与えたと発表。CNNもこう分析している。

「比較的安価なドローン117機が数十機の航空機に攻撃を加え、推計1兆円の損害をもたらした。戦争の経済的な側面は変化した」

さらに皮肉なことに、米国は「シャヘドをコピーした低コスト無人機LUCAS」を開発・実戦投入した。世界最強を誇る軍事大国が、宿敵国の安価な兵器を"手本"にせざるを得なかったという事実が、この戦術変化の深刻さを物語る。

配信元: 週刊実話WEB

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