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世界最高齢プロデューサー石井ふく子が絶対に描かない「2つのこと」…「心と心が通い合う家族のドラマを作りたい」

世界最高齢プロデューサー石井ふく子が絶対に描かない「2つのこと」…「心と心が通い合う家族のドラマを作りたい」

山田洋次監督との“計191歳タッグ”、そして生誕百年記念舞台

そして今年9月に100歳を迎える石井さんが現在取り組んでいるのが、生誕百年記念舞台『明日の幸福』だ。

この日は、衣裳合わせが行なわれており、廊下ですれ違う出演者やスタッフが石井さんに声をかける、和やかな空気が流れていた。

「怒鳴ったりするのは好きじゃないの。だって楽しい稽古にしたいじゃない。ただ、伝えるべきことはきちんと伝えます。観客にどう“心”を届けるか。そのための芝居をしてほしいから」

改めて、生誕百年記念舞台『明日の幸福』への意気込みを聞くと、石井さんは穏やかな口調でこう語った。

「舞台の演出を始めたきっかけは、親父の『お前、やれ』の一言でした。それで新橋演舞場の『なつかしい顔』を演出したのが、私の舞台デビューなんです。いろんなことがあるけれど、やっぱり『明日は幸福になるんだ』という気持ちでドラマを作りたい。観てくださる方に、温かいドラマだな、心があったかくなるなと感じてもらえたらうれしいですね」

そう語る石井さんにとって、仕事とは特別に構えるものではない。

「引退は考えたことがないです。一度も。仕事は生活の一部でもあるし、趣味のような感覚でもあり、人生そのものって感じでもあるわね」

そして、今後についてもまだまだ意欲をみせる。

「まだまだいろんなことに挑戦したいですよ。仕事面では、これまで一緒にやってきた方とのご縁を大切にしつつ、まだ組んだことのない新しい人とも仕事をしてみたいの」

石井さんといえば、歌手の水前寺清子さんをTBSドラマ『ありがとう』のヒロインに抜擢するために、TBS内のトイレ前でタイミングを見計らって声をかけ続け、計4回の“直談判”で出演を承諾させたエピソードをもつ。

「今でも『この人いいな』と思ったら自分から声をかけますよ。直感ですね」

と、笑う石井さん。100歳を目前にしてなお、自然体のまま現場に立ち続け、その意欲と行動力は衰えることを知らない。その姿は、まさに“生涯現役”という言葉を体現していた。

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取材・文/木下未希 集英社オンライン編集部特集班

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