武将や偉人―― そういった歴史を作ってきた人々について思いをはせることは、書物や演劇などを通じていつの時代も行われてきました。その中でも戦国時代はお城や刀、鎧兜などの装束といったさまざまな着眼点もあり、特に広く親しまれている時代ではないでしょうか。今回の同人誌は、その戦国時代のいち武将に着目して25年。今年が新たな幕開けになりそうな、そんな可能性が詰まったご本です。
今回紹介する同人誌
『25年好きだった戦国武将がビッグウェーブに乗ってる』A5 28ページ 表紙カラー、本文モノクロ著者:しんのじ
いま、戦国武将・荒木村重がアツい!
こちらの同人誌は、戦国武将の荒木村重についてまとめられています。村重がどんな人物で、一般的にどのような経歴をたどったとされているのかをはじめとし、村重が登場する小説やマンガ、ゲームなどの作品紹介、村重のお膝元の伊丹の観光スポットといった内容が掲載されています。
作者さんと村重の出会いは、2000年に発売されたゲームソフト「高2→将軍」でした。ゲームをプレイし、「村重は魅力的なキャラクターながら作中の描写が他の武将より少なく、かえって好奇心を刺激」されたという作者さんは、以来、歴史小説や映像作品での村重を見守り、時に城跡に足を運んでこられました。
村重は「織田信長に反旗を翻した武将」として知られる一方で、これまではスポットが当たる機会が少なかったそうです。しかし、近年、北野武作品『首』での取り上げられ方や、村重を主人公にした、米澤穂信の小説『黒牢城』が直木賞をはじめとした数々の賞を受け、さらには今年『黒牢城』は映画化されていよいよ6月に公開が迫るという、大きな波がやってきているのです!

