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アップルにとっての『主体性のある学び』とは? EDIX東京2026で語られた『AI時代の教育DX』

AI時代のアップル教育戦略

今回のEDIXでの講演で、非常に目立っていたのが、『AI』をかなり前面に出していた点だった。

Apple Intelligenceという言葉そのものはそこまで多用していなかったが、アップルは明確に『AI時代の教育』を意識している。大きなポイントとしてアップルのAIはオンデバイスで動作することが前提となっている。学校のAI利用では、児童生徒の名前、顔写真、音声、成績、学習履歴、行動ログなどが入りやすいからだ。文科省の生成AIガイドラインでも、学校では個人情報保護法などを守る必要があり、成績などの機微な情報をプロンプトに入れてはいけない、個人情報が学習利用されるか確認せよとなっている。米国でも同じような規制もあるし、EUではさらに制限が強い。

そのため、今回会場で紹介されたMacやiPadにおいても、単なる性能説明ではなく、『ローカルAI処理』『オフラインAI』『講義の文字起こし』『マルチタスク支援』といった説明が強調されていた。

特に印象的だったのは、『AIを使えること』ではなく、『AIを使って何を学ぶか』に焦点を当てていたことだ。これはアップルらしい。多くの企業が『AIで何ができるか』を競っている中で、アップルは『AIを使って人間がどう成長するか』を語ったというわけだ。

『 運用』も教育市場においては重要テーマ

今回の講演で、教育現場の『運用』にかなり踏み込んでいたのも興味深い。

ゼロタッチ展開(箱を開けずに外部からワイヤレスで初期設定を行える)、MDM、コンテンツフィルタリング、Managed Apple Account、シングルサインオンなど、IT管理者向けの話が非常に多かった。これはGIGAスクール以降、日本でも『配った後どう管理するのか』が大きなテーマになっていることと無関係ではない。

アップルは『箱から出して電源を入れればすぐ使える』ことを強調しつつ、同時に、教員が授業中に端末をコントロールできるClassroomアプリなども紹介していた。つまり、『自由に使える』だけではなく、『学習に集中させる』ための仕組みも重視しているのである。

実際、教育現場では『デジタル端末が気を散らす』という課題は常に存在する。アップルはそこをかなり現実的に捉えており、『スクリーンタイムを意図的に使う』ことも提案していた。

配信元: Dig-it

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