希少なアーカイブ展示やリメイク品も展示された

会場には、年代ごとのバハマシャツだけでなく、企業や団体によってカスタムされた刺繍入りの古着も多数展示された。
アメリカではユニフォームとしても広く親しまれてきたバハマシャツらしく、ローカル企業や団体の名前が刺繍された個体は、どれも1点モノならではの魅力たっぷり。単なるプロダクトとしてではなく、実際に人々の生活の中で使われてきた背景まで感じられる。

また、会場でひと際目を引いていたのが、「Th clothing」によるリメイクピース。今年40周年を迎えるコロンビアの名作ジャケット[Bugaboo(バガブー)]を解体し、バハマシャツとして再構築した特別な1着が展示されていた。ブランドの歴史を振り返るだけでなく、名作を新たなかたちで解釈するこうしたアプローチも、今回のイベントの面白さだった。

今回、古着の提供をしていたのは、全国に店舗を構える「古着屋JAM」。入り口すぐのスペースには、同店によるスタイリング展示も。ヴィンテージのバハマシャツを軸にしたコーディネイトは、単なるアーカイブ展示とはまた違う、“いま着るならこう”というリアルな視点があって見応え十分。街着としてのバハマシャツの魅力を改めて感じさせてくれた。
ふたつの会場を行き来しながら、“お気に入りの1着”を探す人の姿も



もうひとつの会場である古着屋JAM VINTAGE&SELECT 原宿店でも、バハマシャツのPOP UPを開催。現行モデルでは見られない旧デザインや、海外でカスタムされた刺繍入りの個体、過去のカラーリングなど、古着ならではのバリエーション豊かなバハマシャツが並んでいた。

COLUMBIA TOKYO FLAGSHIPと古着屋JAMは歩いてすぐの距離ということもあり、両店舗を行き来しながら、「新品にするか、古着にするか」と悩む来場者の姿も印象的だった。スタッフの方に話を聞いてみると、今回のイベントをきっかけに古着屋JAMを初めて訪れた人もかなり多かったそう。現行品ならではの安心感や、自分好みにカスタムできる楽しさ。一方で、古着ならではの1点モノとの出会いや、いまでは手に入らないカラーリングの魅力。それぞれ異なる楽しさがあり、どちらを選ぶか悩んでしまうのも納得だ。


さらにイベント期間中は、古着屋JAMのスタッフもオリジナルの刺繍が入ったバハマシャツを着用して接客。古着ならではの自由な着こなしやスタイリングも相まって、「こんな着方もアリなのか」と新たな魅力に気づかされる場面も。単に商品を並べるだけでなく、リアルな着こなしまで含めてバハマシャツの楽しみ方を提案していたのも印象的だった。