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全日本6連覇・五輪代表の元体操女王が“六本木の夜職”まで経験した理由。鶴見虹子「体操やらなきゃよかった」からの再出発

全日本6連覇・五輪代表の元体操女王が“六本木の夜職”まで経験した理由。鶴見虹子「体操やらなきゃよかった」からの再出発

やりたいことと、できること。「遠回り」が近道になる

──体操教室やアイドルプロデュースなど、事業内容についてあらためて詳しく教えてください。

体操教室では体操の技術だけでなく、右脳教育やスピーチの授業、定期的なイベントなども取り入れながら、子どもたちに幅広い経験や学びを提供しています。

一般的な体操教室では1クラス10〜15人ほどの生徒を抱え、一度に大人数で行うことが多いのですが、うちは最大6人と少人数制です。講師も2人体制のセミプライベート形式で、確実に成長できる環境を整えています。

アイドルプロデュース事業では、体操・ダンス・歌などのレッスンを週6回行っていて、デビューを目指して6歳から9歳までを対象に育成中です。

1期生の子たちはすでにステージで披露できるレベルまで、体操のスキルは成長しています。今は特に歌とダンスに力を入れていて、来年にはレーベルのオーディションも受けていきたいと思っています。

全日本6連覇・五輪代表の元体操女王が“六本木の夜職”まで経験した理由。鶴見虹子「体操やらなきゃよかった」からの再出発

この事業に関しては、結果が出るまでどうしても時間がかかります。体操は幼いころからの積み重ねが必要で、簡単に身につくものではありません。長く続けてもらうことが前提ですし、途中でお子さんが辞めてしまうリスクもあります。

だからこそ、練習で疲れが見えてきたときは公園で遊ぶ時間を作ったり、たまにみんなでテーマパークに行ったりと、オンオフの切り替えを意識していますね。

──アイドルプロデュースの生徒を受け入れる際には、面接も行っているのでしょうか。

はい。面接では、本人のやる気や、毎週の練習に向き合えるメンタルがあるかどうかを重視しています。容姿やスタイルだけではなく、基礎的なトレーニングに耐えられない場合はお断りしています。

芸能の世界で続けていくためには、困難な状況でもやり抜く力が必要だと考えているからです。

──メンタルについてお伺いしたいのですが、鶴見さんはオリンピアンとしてさまざまな経験を乗り越え、精神的にも鍛えられてきたと思います。一般の方がつらい状況を乗り越えるために、意識すべきことがあれば教えてください。

全日本6連覇・五輪代表の元体操女王が“六本木の夜職”まで経験した理由。鶴見虹子「体操やらなきゃよかった」からの再出発

目標を明確にし、迷ったときにそこに立ち返ることです。経営をしている中でも、目標が明確でない方ほどあきらめやすいと感じています。

目標を明確にするためには、「お金のためではなく、純粋にやりたいことは何か」と自分に問い直すのも一つの方法です。私も、経営をしていて落ち込むことがあり、「何のためにやっているんだろう」と思ってしまうときもあります。そういうときは必ず目標に立ち返るんです。私にとって、どれだけお金や時間がかかったとしてもやりたいことは、体操を、夢を持てて、きちんと収益が立てられる競技にすること。すなわち体操×アイドルのプロデュースをすることなんですよね。

目標に対してどれくらい時間がかかるのかを甘く見ず、長期的な視点で捉えることも重要です。私も、アイドルの育成なら10年はかかると考えて取り組んでいますし、アルバイトしていた期間も、世の中を知ったり人脈を作ったりするためには、5年ほどの時間が必要だと思って注力していました。

あとは、毎日のルーティンを持つことも大切だと思います。掃除など小さな習慣でも、「これをやっておけば大丈夫」という安心感が生まれます。いざというときに思い切って行動できるのは、そういった積み重ねがあるからだと感じています。

──若い世代の中には、結果が出るまでが長く、やりたいことに挑戦できないもどかしさを感じる方もいると思います。

やりたいことと、今できることを分けて考えたほうがいいですね。

私も、最初は「アイドルをプロデュースしたい」という想いが一番にありました。とはいえ、体操とはまったく別物なのですぐにはうまくいきませんし、やりたいことだけで生計を立てるのは簡単ではないと理解していました。

気が進まないことでも、やりたいことをかなえるために必要であれば、飛ばさない。遠回りに見えても、それが結果につながっていくと思います。

──最後に、スタジオパーソルの読者である「はたらく」にモヤモヤを抱える若者へ、「はたらく」をもっと自分らしく、楽しくするためのアドバイスをいただけますか?

全日本6連覇・五輪代表の元体操女王が“六本木の夜職”まで経験した理由。鶴見虹子「体操やらなきゃよかった」からの再出発

自分の願う未来を信じて、決めた目標に向かって毎日やり切ること。それがすべてです。

目標を達成するためにやったほうがいいことが分かっていても、実践し続けられる人は多くありません。日々やるかやらないかで、数年後に大きな差がつきます。私も体操選手として現役のころは、人より3回多く練習するようにしていました。アイドルの事業はまだ道半ばですが、あのころのように、今も日々努力を重ねています。

皆さんも未来を思い描きつつ、毎日少しでもいいので今日やるべきことをやり続けてみてください。

「スタジオパーソル」編集部/文:朝川真帆  編集:いしかわゆき、おのまり 写真:中山雅文 ヘアメイク:田中徹哉 取材協力:半沢健

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