結成16年以上のベテラン芸人たちがトーナメント方式で激突するお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2026』は、結成18年目のトット(多田智佑、桑原雅人)が王者となりました。

フジテレビの生放送出演で大忙しの5月18日(月)朝。激闘を終えたばかりのふたりに話を聞きました。
先輩芸人からの祝福の声に感激
――優勝から2日たちました。現在の心境を教えてください。
桑原 徐々に実感が湧いてきましたね。昨日はルミネtheよしもとと大宮ラクーンよしもと劇場に出たんですけど、お客さんがワーッと拍手をしてくれてうれしかったです。大宮では囲碁将棋さんとかみんなと会えたし、いつものお客さんの前でリラックスできました。
多田 劇場で実感することもあるのですが、さっき『めざましテレビ』に出させていただいて、昨日は『SUNDAYブレイク.』で谷原章介さんがいらっしゃって「ほんまもんや!」と思って(笑)。優勝しなかったらなかったことなんで、うれしいです。

――周囲の芸人さんから祝福の連絡はありましたか?
多田 たくさんの方からいただきましたね。たとえば、今朝起きたら今田耕司さんから「おもろかったよ。よかったな。またメシ行こう」とLINEをいただきました。
桑原 笑い飯の哲夫さんや海原やすよ ともこさんから「おめでとう。刺激になりました」と言っていただいて。
――大先輩からそんなお言葉いただけるなんて感激しちゃいますね。
桑原 そうなんですよ!
多田 皆さん絶対に一言添えてくれるんですよね。
もうおもろい顔せんといてくれ!
――では、今大会を振り返っていただきます。1回戦はザ・パンチさんと対戦でした。「現金派の多田さん」対「電子マネー派の桑原さん」が対立する漫才でしたが、なぜこのネタを選んだのでしょうか?
桑原 初出場なので、どんなコンビなのか、どんな漫才をするのか、知られていないじゃないですか。皆さんに「こんなコンビや」と分かっていただくために、まずは一番自信のあるネタを選びました。
多田 もちろんパンチさんは強敵ですし、負けて1本しかできない可能性もあるので、一番見てほしい漫才を選びましたね。
――よく劇場でご一緒する先輩との対戦でした。
多田 ほんまにスベっているところを見たことがないんで、怖かったです(笑)。
桑原 普段やとパンチさんの後ってすごく安心なんですよ。パンチさんに盛り上げていただいて、僕らが出るみたいなリレーになっていたのに、今回はウケればウケるほど「やめて!」ってなるんで、いつもと真逆でしたね。
多田 「もうおもろい顔せんといてくれ!」と思いながら見ていました。

――準決勝は1回戦で高得点を出したリニアさんでした。こちらはいかがでしたか?
桑原 すごかったですね。周りからも一番「大勝負やった」と言っていただけることが多いです。セカンドっていろいろなタイプの方が出るのが醍醐味やと思うんですけど、なかでも近いタイプというか、しっかりネタをやるほうなんで、正面からぶつかった感じがします。
多田 後攻を取れたのはだいぶでかかったですね。
――「喫煙者の多田さん」対「タバコをやめた桑原さん」のネタでしたが、なぜこの漫才を選んだのでしょうか?
桑原 2本目はエッジが効いているネタなんですよ。特にリニアのような面白い人が先行で出て「勝つのはこっちやろ」みたいな空気になっても、それを塗り替えられるし、(負けそうな)印象を押し返せるパワーがあるかな、ということでチョイスしました。
――1回戦でネタの雰囲気が浸透した分、この漫才がより力を持つことになるんですね。
桑原 そうですね。
多田 2本目は少しひねっているので、より笑いやすかったと思います。