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検挙者1万2178人 仮装身分捜査・国際連携・法改正で挑むトクリュウ包囲網最前線レポート

検挙者1万2178人 仮装身分捜査・国際連携・法改正で挑むトクリュウ包囲網最前線レポート

銀行口座の不正売買も罰則強化

トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)壊滅に向けた警察の頂上作戦が進行中だ。口座の不正売買の罰則強化や送金バイトの罰則を盛り込んだ犯罪収益移転防止法の改正案が国会に提出されたほか、海外拠点がある東南アジア諸国との連携強化も進む。

闇バイトの応募者になりすましてメンバーの検挙につなげる仮装身分捜査の実績も上がり始めている。一味を一網打尽にする最前線を追った!

暴力団と連携、手口は年々巧妙化

トクリュウは、中心メンバーが匿名のままSNSで特殊詐欺や強盗、窃盗などの実行犯を集めるという特徴がある上、暴力団や来日外国人犯罪組織との連携も確認されている。

暴力団の勢力は統計上、縮小傾向が続いているが、一方で元暴力団構成員や暴走族OBなどがトクリュウの中心メンバーとなっている例も少なくない。

「トクリュウが繁華街や歓楽街でみかじめ料を取り、一部を暴力団に上納しているケースもあり、暴力団の威力や人脈を活用している傾向にある」(裏組織関係者)

トクリュウの中心メンバーは、闇バイトの実行犯をSNSで集める「リクルーター」や、犯罪に使う他人名義の金融機関の口座などを調達する「道具屋」、犯罪収益を暗号資産でロンダリングする「相対屋」などと連携し、違法なビジネスモデルを構築するなど年々、手口が巧妙化している。

専従チーム設置、検挙1万2178人に

そもそも、「匿名・流動型犯罪グループ」は警察庁が'23年に名付けた名称で、以降、警察組織を挙げて対策に取り組んできた。

昨年10月、警察庁はトクリュウの中心メンバーに狙いを定めた実態解明や取り締まり強化を図るため、「匿名・流動型犯罪グループ情報分析室」を設置。警察庁内のさまざまな部門や、都道府県警に点在するトクリュウの情報を一元的に集約し分析を進めている。

「警視庁でも同月、頭文字を取って『T3』と名付けたトクリュウ専従の『匿流ターゲット取締りチーム』を新設した。'24年にスタートした都道府県警の連携組織『特殊詐欺連合捜査班』(TAIT)も本格稼働しており、'25年中にTAITを活用した特殊詐欺等の検挙件数は533件に上っています」(全国紙社会部記者)

SNSによる闇バイト募集に応募し、メンバーの検挙やグループの解体につなげる仮装身分捜査も本格化。'25年に13件の仮装身分捜査を実施し、強盗予備で1件2名、詐欺未遂で3件3名を検挙するなど計7件の被害発生を食い止めた。

警察庁のまとめによると、全国の警察がトクリュウ関係で'25年に検挙した人数は前年より2073人増の1万2178人に達した。このうち、口座譲渡など犯罪収益移転防止法違反、詐欺がそれぞれ4分の1を占め、約8割が10~30代だった。

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配信元: 週刊実話WEB

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