デジタルバンク「みんなの銀行」、デザイン部の中川です。この記事では、デザイン部プロダクトデザイングループが、日常的なUI改善の一環として取り組んでいるユーザビリティテストについてご紹介します。
私がみんなの銀行に入社してからの約1年間だけでも、なんと約80名の方にテストへご協力いただきました。プロダクトデザイングループ全体で見れば、さらに多くの方の声を聞きながら日々プロダクトを磨き上げています。
しかし、実際のテスト現場は教科書通りにはいきません。今回は、私がテストを通じて直面したリアルな課題と、それを乗り越えるために工夫したテスト設計の裏側をお伝えします。これからユーザビリティテストを導入したい方や、UI/UXデザインに関心がある方の参考になれば幸いです。
ユーザーの声に向き合う取り組みに共感して応募
そもそも、なぜ私がみんなの銀行に入社したいと思ったのかというと、『みんなの銀行公式note』で、みんなの声委員会やデザイン原則、ユーザビリティテストの取組みなどの記事を読み、サービス作りの姿勢に惹かれたことがきっかけでした。
私はこれまでベンチャーや制作会社で様々なアプリケーションのUIデザインやWebデザインに携わってきました。
その中で、PV数や離脱率といった定量データに基づいた改善には非常に説得力があり、UIデザインやWebデザインをする上で不可欠なものであると実感しています。
しかし、データを見て改善することの大切さを学ぶ一方で、実際に利用されるお客さまの「生の声」を聞いた時にハッとさせられることも多々ありました。その経験から、数値が示す「何が起きたか」という事実だけでなく、ユーザーの「なぜ」という背景を考慮したデザインをしたいと考えていたとき、目に留まったのがみんなの銀行の取り組みです。
ユーザーの声に向き合う仕組みが構築されている点や、定性と定量の両面を重視している点、さらにはビジュアルデザインにも注力しているところが魅力的で、すぐに求人に応募し、今に至ります。
ユーザー視点で日々磨き上げるプロダクト
入社から1年を通じて実感しているのは、ユーザーインタビューやユーザビリティテストが単なる開発工程の一つではなく、「文化」としてデザイン部に定着していることです。
具体的には、同じデザイン部のサービスデザイングループによる外部ユーザーへの定期インタビューに加え、私たちプロダクトデザイングループも、普段は開発に関わっていない社員に協力してもらい、クイックなユーザビリティテストを実施しています。このように、日常的に客観的なフィードバックを取り入れる体制が整っています。
デザインのプロセスは、こうした定性分析だけで進むわけではありません。サービスデザイングループによる定量的な裏付けや、他部署からの別観点での定性・定量分析、さらにビジネス部門や銀行業務の専門家からの視点も掛け合わせて進行します。
特筆すべきは、デザイン部以外の部署でもユーザー視点を重視した議論が活発に行われている点です。「常にお客さまを起点に考える」という意識が社内全体に浸透していることを、日々肌で感じています。
