2. 船湾避風塘・汀角 / 自己責任レベル★★
香港の中心部からクルマで20分ほどの場所にある「船湾避風塘」は、華やかな香港からかけ離れた、まさに歴史ある香港を垣間見ることができるポイントである。汀角(ティンコック)と呼ばれているこの地域は、リッチな住宅が並びつつも大自然が広がっており、美しき海岸線には水上家屋が浮かんでいる。
水上家屋には水上生活者が住んでおり、買い物や仕事などの用事があるたびにボートで地上に移動する生活をしている。海に関わる仕事をしている人が多く、水上家屋に漁船がたくさん停泊しており、それがこの絶景を作り上げている。このあたりをクルーザーで見学するツアーもあるほど、密かに人気のスポットである。
なにより心に響くのが、まるで香港のモンサンミッシェルのような地形だ。右を見ても、左を見ても、どちらを見ても海、海、海。そして浮かぶ家。その海を分断するように延びている歩道。香港のなかでもここだけの風景といえる。
船湾避風塘には香港の中心部からクルマで20分ほど。公共の交通手段の場合は、鉄道の太和駅からバスに乗り換えて船湾避風塘で降りると目の前。まだ見たことが無い、落ち着いた癒やしの風景を見に行ってみてはいかがだろうか。ちなみに、このような水上生活者のことを蛋民(たんみん)や船上人と呼ばれることがある。その歴史を知りたい人は、彼らが辿ってきたストーリーを調べてみると新たな発見があるかもしれない。
ひとつ注意がある。ここ、あまりにも絶景なのは事実だが、海であることを忘れてはならない。そう、海に落ちると命の危険がある、落ちたとしても自己責任だ。水上の家にも勝手に行ってはならないし、地域住民の生活を重視しつつ、身の安全に気をつけた行動をとりたい。
3. 重慶大厦(チョンキンマンション) / 自己責任レベル★★★
香港はラグジュアリーなホテルが多いものの「激安」を求めている旅行者がいるのも事実。そんな人は重慶大厦(チョンキンマンション)のホテルに泊まるといい。重慶大厦は巨大商業施設で、尖沙咀(チムサーチョイ)にあり、複数の激安ホテルがテナントとして入っている。
ここ、かなり自己責任レベルが高い場所だ。重慶大厦の1階にはたくさんインド料理店がテナントとして入っているが、その多くがぼったくりカレーである。カレーの味は普通だが、料金が法外な場合が多いので、個人的にはオススメしない。
さて、重慶大厦にあるホテルについてだが、「寝るだけ」を目的とした旅行者には最適といえる。日本のカプセルホテルを除けば、おそらく世界一狭いホテルもここにある。1泊数千円ほどで、部屋はベッドが置いてあるだけで、机や椅子を置くスペースはない。たって歩くのも窮屈で、まさに寝るだけ。幸いにもトイレとシャワーはある(共同シャワーの場合もあり)。
激安ホテルの多くは重慶大厦の高層階にありエレベーターで移動するのだが、あまりにもエレベーターの利用者が多いため、エレベーターに並んでからホテルに到着するまで30分かかる場合もある。なかには、16階まであがってから階段で17階にあがらないと行けないホテルもある。ただし、重慶大厦は立地的にとても良い場所で、日本でたとえると新宿や渋谷に泊まっているようなもの。なかには高級ホテルもあり、1万円や2万円以上のリッチな部屋もある。
……騙される人が多すぎるので、重ねて、何度も、何度も、改めて注意するが、重慶大厦の1~2階には多数のインド料理屋があるが、大半がボッタクリ価格。どうしても食べたい場合は注文前に価格を聞くことを忘れてはならない。良心的な店は、料理の値段が最初から書かれている。
そうなると、重慶大厦には良心的なインド料理店はないのか? という話になるが、あるのはある。1~2階ではなく、さらに上階に、本格的なインド料理店が複数ある。少なくとも1~2階のインド料理店は推奨しない。
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