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嬉しい変化なのに、なぜ疲れる?“良いストレス”との付き合い方を知ろう

嬉しい変化なのに、なぜ疲れる?“良いストレス”との付き合い方を知ろう

子どもの変化は、親の脳にも影響する

さて、ここで子どもがいるお母さんの話も。この時期、保護者の方からよく聞くのが「子どもが不安定で、こちらも余裕がなくなる」という声です。

私の息子も保育園に通っていますが、4月は毎朝親と離れたくない子どもの泣き声が止まりません。今までずっと一緒にいた親と離れて、急にほかのお子さんもいる環境に行くのは子どもにとってはすごい勇気のいること。そんな新しい環境に適応している子どもは、家では不安定になりやすいものです。

不安定の出し方もその子によって、急に甘えが強くなったり、癇癪が増えたり、夜泣きが出たり、登園しぶりが出たりとさまざま。子ども自身も、小さな体で一生懸命頑張っています。すると親側も、「今日は機嫌大丈夫かな」「園でうまくやれてるかな」「また夜泣きするかな」と、常にアンテナを張る状態になります。 

つまり春は、“子どもだけが頑張っている季節”ではなく、親の脳もずっと緊張している季節なのです。

とくに働きながら育児をしている人は、仕事では“社会人モード”、家では“親モード”と、頭を何度も切り替えており、これだけでも脳にはかなりの負荷がかかります。 

「なんだかずっと疲れている」……それは、怠けでも気合い不足でもなく、脳が一生懸命環境に適応しようとしているサインかもしれません。

ストレスを「悪者」にしすぎない 

では、こうしたストレスを減らすにはどうしたらいいのでしょうか。大切なのは、「ストレスをゼロにしよう」としすぎないことです。変化がある以上、ストレスそのものを完全になくすことはできません。ですから、変えるのは”ストレス”そのものの捉え方。そのストレスを「危険」ではなく、「適応している途中」と捉えてみる。それだけで、脳の反応は変わり、自分へのプレッシャーは少し和らぎます。

また、新生活の時期ほど、“変えないもの”を意識的に残すことも大切です。お気に入りの飲み物。夜のルーティン。好きな音楽。家族とのいつもの会話。は、「いつもの安心」があるだけで負荷を下げやすくなります。身の回りの簡単な”お気に入り”を持っている人はとても強いです。なぜなら、お気に入りはちょっとだけ自分の気持ちを上げてくれるから。 

趣味をしようとか、大掛かりな行動をしようと思うと「今そんなことをしている時間はない!」とできない自分に対し、逆にイライラしてしまう可能性も。でも、身の回りのちょっとしたお気に入りを持っておくと、ほんの少しだけ気分が晴れやすくなります。

こうして見ると、春は「できていないこと」にばかり目が向きやすい時期なんですよね。でも本当は、朝起きられた。子どもを送り出せた。仕事に行けた。今日一日を終えられた。それだけでも十分、小さな適応の積み重ねです。脳は、“できている感覚”を持つことで安心しやすくなります。だからこそ、自分に対して必要以上に厳しくなりすぎないことが大切なのです。

 

配信元: パラナビ

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