群馬県にある物流会社。近年はスキマバイトの採用に力を入れており、特に高齢者の就業が目立つ。
「簡単な作業ばかりですし、重いものを持つようなこともないので、高齢者でも心配なく働けるんです。こまめに休憩を取るようにしていますし、アットホームな社風なのでどなたでも安心して働けます」
胸を張るのは所長のKさん(40代)。就業者のリピート率の高さが快適な職場であることを示しているが、それが裏目に出てしまうのか、中には迷惑な人材もやってくる。
倉庫300坪にアルコール臭が充満
「60代の男性(仮にAとする)なのですが、常にお酒臭いんです。いつも顔を真っ赤にしているし、足取りも怪しい。手順や段取りを何度説明しても覚えないし、スピードも遅いので効率はかなり悪いんです。とはいえ、とりあえず作業はこなしていますし、酒臭いことを除けば勤務態度に問題はないので、こちらとしても門前払いするわけには行かないんですよ」
作業場の倉庫は300坪の広さなのだが、Aさんが出勤している日はアルコール臭が倉庫全体に漂うというから、相当なものなのだろう。
隣で作業した女性が救急搬送される事態に
「前にアルコール過敏症という50代の女性がやって来たことがあるんですが、Aさんと並んで作業しているうちに頭痛を訴え、そのうちに蕁麻疹が出始めたんです。完全にアレルギー反応ですよね。女性は鼻が悪いうえ、マスクをしていたので、Aさんのアルコール臭には気がつかなかったみたいです。
思わず座り込んでしまった女性に異変を感じたAさんが介抱しようと話しかけた途端、女性が呼吸困難を訴えました。すぐに救急搬送してもらって大事には至りませんでしたが、Aさんが原因だったとしか思えないですよね。Aさんは呼気や体臭はもちろん、全身の毛穴からアルコール成分を発生させているような感じなんです」
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