・運命の断面カット
さあ、湯せんが終わったらすぐにアイラップから肉を取り出す。緊張の瞬間である。
包丁を入れてみた結果……。
もしかしてこれ、ほぼ完璧では?
そこには、これまで作ってきたどれよりも美しい、理想的なピンク色の断面が広がっていた。
前回感じられた若干の生焼け感も完全に消え去り、まるで店で買ってきたローストビーフそのもののビジュアルに。ついにガンダーラの地平が見えてきたような気がする。
・ワインが止まらない
冷蔵庫で1時間ほど冷やした後、ソースをかけていただく。
口に運んだ瞬間、勝利を確信した。うまい……! 前回のローストビーフが100点中70点なら、これは90点だ。ゼロから始めてようやくここまで来たか。
厚めに切ったからか少し硬いが、それでも十分に許容範囲だ。臭みもなく、むしろ牛肉の旨みがこれまで以上に強く感じられる。
前回の記事では最後に「しっかりワインがすすむクオリティー」と書いたが、今回はもはやワインが止まらない状態に。自分でここまで作れるようになったことも含め、かなり感動している。
