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仕事帰りに息子を連れてスーパーへ。「親は何してるの」と聞こえた気がした夕方の話

仕事帰りに息子を連れてスーパーへ。「親は何してるの」と聞こえた気がした夕方の話

走り回る息子と、追いつかない私

日勤を終えて、保育園にお迎えに行ったあとのその日も、私はスーパーに息子を連れて入りました。3歳の息子は、保育園で抑えていた何かを発散させるかのように、店内に入った瞬間から走り出してしまいました。「待って」と声をかけながら追いかけても、息子の足の方が速い。

野菜売り場からお菓子売り場へと駆け抜けていく息子に、何度も「すみません」と頭を下げながら、私は息を切らせていました。

そのとき、後ろのほうから「親は何してるの」と、誰かの声が聞こえた気がしました。本当にそう言ったのかはわかりません。私の頭の中だけで響いていたのかもしれません。それでも、振り返る気力もありませんでした。

ようやく追いついて

ようやく息子を捕まえて、屈んで目を合わせました。

「走らないでって言ったでしょ」

声を荒げる元気は、もう残っていませんでした。息子は私の腰にしがみつきながら、「ママ、お腹空いた」と上目遣いで見上げます。

「ごめんね、お母さん仕事終わったばっかりで」本当は息子が悪いわけではないと、わかっていました。一日中、お母さんと離れて保育園で頑張ってきた息子に、もっと早く迎えに行ってあげたかった。もっとゆっくり遊んであげたかった。それができない自分が、何より申し訳ありませんでした。

配信元: ハウコレ

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