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うつわは“自尊心”を保ってくれるもの。菅野有希子さん著『センスのいい うつわの選び方』刊行記念トークイベントレポート!

うつわは“自尊心”を保ってくれるもの。菅野有希子さん著『センスのいい うつわの選び方』刊行記念トークイベントレポート!

100円ショップもアリ?センスのいい食卓をつくる「メリハリ術」

うつわ選びにおいて、すべてを高価なもので揃える必要はありません。

菅野さん:「100円ショップの安価なうつわでも、センスの良い人がまとめれば調和が取れて綺麗に見えます。ただ『弘法筆を選ばず』とは言いますが、弘法も選べるなら筆を選ぶだろうと思うんです(笑)。調和が取れた上で、1点1点のもの自体が格上げされていくと、やっぱり天井を超えて『すごくセンスのいい食卓』になっていく。だから、どこかで『筆(良いうつわ)を選ぶ』ことも大事なんです。ここは安価なものでもいいけれど、ここはちょっと予算をかけようといったメリハリをつけることが、無理なく食卓を格上げするポイントです」

さらに、コーディネートを単調にさせないプロのテクニックも教えてくれました。

菅野さん:「陶器や磁器ばかりだとのっぺりした印象になってしまいます。そこで、少し質感の違うガラスのうつわを入れたり、古いヴィンテージの染め付けを入れたりして変化をつけるのがおすすめです。最初は個性が強いかなと思ったものでも、いくつも並べることで雑多な感じに紛れて良い雰囲気が出ます」

これに対しとみこさんも「最近のプロダクト(量産品)はすごくて、作家ものとコーディネートしてもまったく違和感のない、おしゃれなプロダクトが増えているんですね」と、『センスのいい うつわの選び方』を読んで無印良品やIKEAなどでも優れたものが多いことを知ったと語りました。

食洗機&レンジOKも!忙しい私たちの頼れる味方になるうつわ

量産されるプロダクトと、作家もの。両者の明確な違いとして菅野さんが挙げたのは「利便性」と「アート性」です。日常使いする上では、食洗機や電子レンジに入れられるプロダクトの安定したクオリティや利便性も捨てがたいもの。一方で、作家ものには「個体差」というプロダクトにはない楽しさがあります。今回のイベントでも販売された陶芸作家・中園晋作さんのうつわについて、お二人はこう語ります。

菅野さん:「同じように作られていても少しずつ味わいが違い、自分だけの一点を選ぶコレクター的な楽しさがあります」

とみこさん:「中園さんは実験しながら日々新しいものを作られていて、そこがおもしろいんです」

個性的な作家ものは扱いが難しそうなイメージがありますが、実は現代のライフスタイルに寄り添うアイテムも多く存在します。『mor』で取り扱いのある中園晋作さんや𠮷田太郎さんの作品のように、最近では電子レンジや食洗機が使える作家ものも増えているのです。とみこさんは、買ってきた唐揚げを作家さんのうつわに乗せて、レンジで温めて食べるといったカジュアルな使い方をしているそう。

今回の菅野さんの著書では、紹介しているうつわの電子レンジ・オーブン・食洗機の使用可否がすべて記載されているため、購入時の参考になります。

さらに、菅野さんが日常使いとしておすすめするのが、イタリアの業務用食器。オーバル(楕円)型のお皿は厚みがあってぽってりしているため、お惣菜を乗せるだけで「あえてデリ風に盛った」ように見える優れものです。表面がツルツルしていて汚れが落ちやすく、片付けが簡単なのも嬉しいポイントです。

配信元: パラナビ

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