2023年からBS日テレで放送されてきた内藤剛志さん主演の『旅人検視官 道場修作』シリーズが待望の映画化されます。
定年退職した元警視庁検視官の道場修作(内藤剛志さん)が、亡き妻が遺した1冊のノートに記された俳句ゆかりの地を巡る旅へ。 行く先々で思いがけず事件に巻き込まれてしまうという旅情サスペンスです。 劇場版では、正岡子規ゆかりの地である愛媛県松山市と内子町へ向かいます。 そこで1人の男の転落事故をきっかけに、道場が20年前に東京で起きた未解決事件に向き合うことになります。
ここでは内藤さんに劇場版の見どころや、「もしも道場が大阪に来たら?」のシミュレーション、また最近の仕事現場で起きた関西人ならではのエピソードなどを伺いました。
( Index )
- 「映画で出来ることは何か」を考えた
- スタッフが道場の新鮮な姿にニタニタ!?
- 大阪では“オモロいおっちゃん”きっかけで事件が始まる!?
- 人生最後の日に食べたいのは王道の……
「映画で出来ることは何か」を考えた
『道場修作』シリーズが映画化されるにあたって意識されたことは何ですか?
映画に出る時はいつもそうなんですが、撮影に入る前に監督をはじめとしたスタッフやキャストのみんなと一緒に毎日「映画って何?」ってことを考えるんです。
テレビで見るドラマとは何が変わるのか、その答えの1つが“みんなで見る”ってことでした。テレビだと例えばCMの間に何かをしたり、あるいは今はサブスクや見逃し配信があるので自分のテンポでストーリーを見られたりもします。
けど映画は演劇にも近いですけど、およそ2時間ずっと見知らぬ人たちと一緒になって同じストーリーを見続けるんですよね。
そこがテレビと全然違うところだと思ったので、僕たちとしてはそれに見合うものを作らなければいけないなという部分を特に意識して臨みました。
今回は道場修作が抱える過去への後悔などにも踏み込んで描かれています。
そう、それがテレビ版ではやっていないことの1つでした。道場は常に前へ、前へと行く男なんですよ。これまでは後ろを振り返るってことをしてこなかった。“封印していた”と言った方がいいのかもしれませんね。
亡くした妻のことも含めて、道場はずっと何かにふたをした状態で前に進んできたんです。それをテレビでやるにはちょっとボリュームが足りないのと、あとはやっぱり深刻な物語になりますからね。
だから映画でやりたかったっていうのが1つと、あともう1つこの機会にやりたかったのが“道場や僕自身よりも年齢やキャリアが上の先輩に出ていただきたい”というものです。
これまではいつも道場が1番年上だったんですよ。

